高塚山(1587m)~天狗岩(1556m) 紅葉観賞;単独
有氏・湯の上牧野道~ガラン台 コ-ス
曇りのち晴れ
(行程) 有氏登山口(7:20)→第1ゲ-ト(7:35)→ガラン台・柳ケ水入山公墓地
分岐(8:15)→風穴分岐(8:30)→今水分岐(8:35)→前ゼリ(8:45)
→上峠分岐~米窪分岐→風穴(着9:20~発9:30)→天狗分れ
(10:20)→高塚山 (着10:35~発10:45)→
天狗岩(着11:20~発12:30)→風穴(13:30)→今水分岐
(14:15)→今水登山口(14:55)→有氏登山口(15:10)
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〇昨年黒岳(←クリック)で出会った人から「ガラン台からの眺めは黒岳
全体が見え西日に映えた見事な紅葉でした。黒岳の紅葉は今水登
山口からがお奨めコ-スです」とのお話を聞いて、今年の黒岳登
山は初体験コ-スとして
「有氏登山口~ガラン台~風穴」経由を計画し、復路は地形把握
が出来るのであれば今水登山口に下山することとした。
〇広域農道・久住町有氏から「大船・黒岳登山口」と記された案内標
示板に従い左方向に入り舗装の林道を上がって行くとY字型の分
岐道となり分岐点に「有氏登山口」の標示板があり、駐車場となっ
ている。7:00に着いたが駐車場は既に満車(4~5台位のスペ-ス)で
あったので分岐から右に進む路肩に停め、登山口に戻ってくるとカッ
プラ-メンを立ち食いしている男性と出会う。その男性に下山予定の
今水登山口への道程を伺った。(登山口は私が駐車している場所
の延長先で歩いて10分程度と説明された)
男性は昨夜、山口を出発して夜半にこの駐車場に着き車中泊し
たとのことであった。
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▼登山口(7:20)から有氏牧場への登り坂の牧野道(舗装)を歩く。路肩
には数台の車がゲ-ト直近まで駐車していた。ゲ-トを乗り越えて九十
九折の牧道を高度を上げて行くと、二つ目のゲ-トを過ぎると展望が
広がり牧場らしき地形に変わりバンコウ草の黄色い花があちらこちら
に咲いていた。
▼やがて高台に出る。ガラン台という名称の標示板は確認できなかった
が、多分ココがガラン台と思われる。左手に柳ケ水入山公墓地分岐
の看板(8:15)があり正面に大船山が聳える。平坦な登山道は右に
カ-ブして緩やかな登りとなりオタカラコウ(雄宝香)が群生していた。
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▼さらに進むと黒岳の悠然とした山体が目の前に迫ってくる。
少し曇っていたので光の照り輝きは無かったが全山の紅葉に圧倒さ
れた。 加えて、左手に大船山の東尾根の紅葉も眺められ、黒岳を望
む最高のロケ-ションであることが実証された想いであった。
▼「風穴分岐」の標示板(8:30)に従い左方向に向きを変えて進む。
すぐにT字型の分岐となり右に進路を取ると深い樹林帯と変わって行
く、今水分岐を過ぎ前ゼリの大船山東尾根入口(8:45)の標示板を左
に見て谷筋沿いを過ぎ、登山道はザレ場の道に変わると直ぐに森か
ら抜け出し明るい広場に出た。(8:50)
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▼しばらくここで一休みして9:00に出発。登山道は右前方に方向を変
え再び樹林帯の中を歩き、上峠分岐を右に見て大船山・米窪分岐を
通過(9:10)して積み重なる岩塊の上を「庭石を渉るが如く」にして
風穴に出て一休みを取る。(着9:20~発9:30)
▼「ひと時の憩いの場所」となる風穴は何時ものように大勢の人が居
てガヤガヤとしていた。山口県から来たと云う二人の男性、バナナを取り
出して「荷物になるから食べてください」と超大きいサイズのバナナを頂く
▼鹿児島弁の団体も大いにはしゃいでいた。私も「鹿児島弁は好きだ
から モツト喋って下さい」語りかけて挨拶を交わした。
やはりココの場所は「ソババッケ」と同じように登山者の交流の場とな
りうる所である。
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▼一直線の急登である風穴から天狗分岐までは傾斜に生えるカエデの
彩りや大船山の北東斜面の紅葉を振り返り、振り返りしながらひたすら
登り詰める。
▼天狗分岐から右の高塚山に進み頂上に立つ。(着10:35~発10:45)
そして、天狗岩へ、天狗岩では大勢の人が写真撮りの順番待ちでに
ぎわっていた。
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▼風も無い秋日和の天狗で 時の行くまま 揺ったりと岩塊に座して
座禅を組むが如し 休息する。。(着11:20~発12:30)
何時まで経っても 見飽きない悠々の景観、地(山)の果てまで続く紅
葉の海原であった。
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▼復路では段原から下りて来られた北九州の人・途中で出会った熊
本の人・宮崎の老夫婦・福岡のアベック 後になり先になりして行き交
ったが 、今水分岐で(14:15)またまた出会い、地形に詳しい熊本の
人を中心に夫々の下山ル-トを確認する語りとなり、宮崎の人は岳麓
寺へ下山する予定を変更して今水登山口へ行くこととなった。
▼私も今水下山の計画であったが、一人では不安であったので決断
しきらない心境であったが、熊本の人が今水ル-トであったので一緒
に行くことなり、全員が行動を供にすることとなりホットした次第であ
る。熊本の人の詳しい説明を聞きながら語らいながらの復路であっ
た。
▼今水登山口(14:55)には広い駐車スペ-スがあり、かなりの人が利用
しているようであった。熊本の人いわく「天狗岩から自分が停めて
いる車が確認出来た。」と話しておられた。
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▼今水登山口から有氏登山口までは歩いて15分、15:10に着いた。
▼北九州の人は、昨夜は七里田温泉に泊まり、登山口まではタクシ-を
利用したとの事。帰りは竹田駅までタクシ-を予定していると聞いて私
が送ることとした。
▼竹田駅は私も久々の立ち寄りで新入社員時代に岡城や夜のバ-・キ
ャバレ-で遊んで翌日、汽車で帰った思い出の駅である。
▼竹田からの帰路、荻町から東西に連なる夕映えに染まる久住連山
を眺め今日の山行を振り返った。
紅葉の状況は今日が最盛の時季で あったか どうかを ?
「我に問うが」が 把握しきれない。黒岳は奥山で高低差もあり紅
葉の旬を求めるにはシ-ズン1回だけの山行では到底及ばないのが
本当であろう。また、来季への課題として楽しむこととする。
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(出合った花)
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