本谷山(1643m) ・ 笠松山(1522m)
(アケボノツツジ観賞 )
快晴 (*文字サイズは「大」が最適)
(行程) 尾平越(宮崎県側)登山口(発7:10)→縦走路出合(着7:50)→本谷山
(着10:30)→笠松山・最高点(着11:50~発12:30)→
笠松山・三角点(発12:50)→本谷山(着14:10)→縦走路・尾平越
(着15:45)→尾平越(宮崎県側)登山口(着16:05)
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阿蘇山野草展も終わり、一段落して「いざ、山行」の心意気であるが・・・。
まだ治まらない腰痛で山登りを躊躇している昨今である。
何時も見るHP「九重連山の光と影」を覗くとアケボノツツジの情報が満載されて
おり腰痛より登高意欲が勝り、山友の石島さんを誘って今回の山行となっ
た。
山の概要は古祖母山に登った(←クリック)折り、藤井さんから聞いていたので
登路の不安感は余り無かった。
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(尾平越縦走路)
尾平越隧道(標高978m)を抜け宮崎県側から取り付き、杉・桧の植栽林の
急斜面をゆっくりと歩き40分かけて縦走路(1170m)に登り上げる。
開放的な稜線広場にはブナの原生林が広がる・・・。立ち並ぶ巨木の生気を
味合いながら快適に尾根道を東に歩く。
標高1400m(手持ちの高度計で)辺りを過ぎるとブナの巨木は少なくなり、植
生も雑木林に変わり足元には背の低い熊笹の登路となり、登りに連れて立
ち枯れしたスズタケ(鹿の食害らしい)が目立って来る。
(本谷山)
三国岩(1475m)で背後の祖母山の山姿を眺め、更に高度を上げて行くと
アケボノツツジが点々と多くなり期待を膨らまして本谷山頂上に立つ。
本谷山頂上から離れ笠松山方面に下ると、出合うアケボノツツジの樹木が多く
なり 色鮮やかなアケボノが咲き乱れ、花びらがヒラヒラと薫風に舞っていた。
枯れ果てたスズタケの藪に分け入り、花数の多い大木のアケボノに会いに行
く。谷側を覗くと岩陰に沿って大小数本のアケボノが咲き並び花園を呈してい
て、まさに人知れぬ山奥の桃源郷かと思わせる光景であった。
縦走路に戻り、その後も登路沿いに咲くアケボノの写真撮りをしながら歩く・・。
興奮治まらない感動のまま幾つかのピ-クを乗り越えて行く。
(笠松山)
縦走路から分岐する道標に従い崖斜面に取り付き、古いロ-プを伝って数
分で「笠松山最高点」と表示された岩頭に立つ。
狭い頂上はアケボノの樹木で囲まれていたが花は盛りを過ぎ、残り花が数輪
であった。
昼食後、小岩峰の頂きを左に周回して元に戻ったが、反対側(東)から眺め
る傾山の山容は実に素晴らしく・・・後傾と本傾の岩峰がそそり立ち、天を突
くような神々しい姿てあった。
笠松山頂上を標したペナントは探し当たらないまま・・・復路に就いたが直ぐ
に縦走路から左に分岐する道がピ-クに向かって延びていたので其処に立
ち寄ることとした。
驚くことに、至った頂上には「笠松山」と記された木板が木立に掛けられて
あり、三角点も在った。
ふらりと立ち寄ったこのピ-クが探し求めた笠松山山頂と分かり一安心し
た次第であった。
山頂の東側からの眺めは、白骨林越しに望む傾山の山姿で、先ほど見た
「笠松山最高点」からの眺めより更に圧巻の景色であった。
復路では更に、トクビ展望台(1504m)にも立ち寄り傾山の山岳景観を堪能
して復路についた。
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〔ミツバツツジ〕 〔本谷山頂上〕
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〔落花したアケボノツツジ〕 〔この森一番の精気溢れるブナの巨木〕
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〔林立ちするブナ広場〕 〔尾平越縦走路から登山口へ下る〕
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〔尾平隧道・宮崎県側登山口に在る案内板〕
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(追記)
110枚を越える写真撮影であったが残念なことに、今回はデジカメから
PCに写真を取り込む際、デ-タ-の大半が消えて仕舞うアクシデントが起こり、
返す返す悔しい思いがつのる次第であった。
アケボノツツジの画像もさる事ながら、笠松山から眺めた傾山の
神々しい雄姿が忘れられない!!
秋にでも、もう一度、写真撮りに登高しよう・・・・。
(2012/6/2日 加筆)
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