岩井川岳(1522m)~扇が鼻(1698m)~久住山(1786.9m)
瀬の本登山口から牧ノ戸峠への周回登山
快晴 ※ 文字サイズは(大)、表示は(125%)が最適
(行程)瀬の本登山口(発8:56)→岩井川岳頂上(着10:35)→
扇ケ鼻頂上(着11:10)→扇ケ鼻分岐(着11:25)→久住分れ
(着11:45~ 発12:35)→久住山頂上(着13:00~発:13:50)→
久住分れ(着14:15~発14:25)→扇ケ鼻分岐(着14:45)→
牧ノ戸峠へ下山(15:55)
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〇楽人(←クリック)が通う「ヨガ教室」の有志で「超初心者コ-スの山登り」が計
画され「波佐見山の会」に呼び掛けがあり、今回の交流登山パ-ティ-と
なった。
久住山往復登山で牧ノ戸峠10時出発であるので、午前中の時間が勿体無
いと考え、「瀬の本登山口」から単独でスタ-トしてパ-ティ-とは「久住分
れ・非難小屋」で12時に出会う事とした。
〇瀬の本登山口は山並みハイウエィを走るとき、何時も見過ごして通り過ぎ
ていたが、登山口の路肩には時々車が駐車しているので何時かは登ろうと
思っていた、気になる登山口であった。
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▼今日は土曜日であるが、先着の車は1台のみの駐車である。牧ノ戸峠なら
多分、満車状態で賑あっていると想定できるが、此処はやはりマイナ-な登
山口である。登山者との出会いはなかった。
▼登り始めは植栽林の広い作業道が登路となっている。
間伐された植栽林には清々しい陽が入り、霜柱を踏みしめて気持ちの良い
林の中をスタ-トした。
登山口から10分位歩くと「大分森林管理署」の看板に突き当たる。
看板には、この山麓が国有林の実験林である旨が、次のように明記されて
いた。
22世紀・見つめて・「森」 ---針広混合複層実験林----
目的 ・景観を配慮し、今後択伐施業を指向する
・間伐時点より針広混交複層林への誘導を図る
・集約的な作業方法を取入れ、高性能林業機械により行う
▼この看板から右に曲がり段々と傾斜が増して、杉林から自然林に変わる地
帯になると道幅も段々と細くなるが登路はハッキリしているので迷う事無く道
なりに登って行く。
〔8:56 瀬の本登山口〕 〔9:05 大分森林管理署の看板〕
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▼尾根道には赤茶褐色に彩るアセビ(馬酔木)の群落帯が広がり、その景観
は「泉水山」のアセビの樹海(←クリック)の如しであった。また、赤松の大樹
が点在しており樹木の変化を楽しみながら・・・・程よい傾斜を登り上がると
左手に落葉樹の隙間から猟師山が見え、歩いている位置を確認しながら登
った。
▼尾根の肩に上がると大理石の標柱に「公共」と刻まれた三角点のようなも
のが埋設してある。多分、竹田営林署の標柱?であろう。ここで小休憩後、
熊笹や潅木の緩やかなアップダウンのコ-スを快適に歩き、広々とした平
原台地に出る。
▼正面の扇が鼻を仰ぎながら進路の右方向となる岩井川岳への取り付きを
探しながら進む。
草原には岩井川岳方角にショ-トカットとなる幾つかの踏み跡が存在する
が、初めて登る山の時は、よく参考とするHP「Gangeeの九州 山歩き」
(←クリック)にて予め頭に入れていた「岩井川岳分岐の道標」と「教訓その1:
登山地図にない踏み跡は歩くな!」に従い、「分岐点プレ-ト」を確認してか
ら進む事とした。
▼注意しないと見落とししそうな「分岐プレ-ト」を探し出して、地面を這うよう
に生えている熊笹の中に延び行く一本の道を辿ると数分で三等三角点の
ある草原台地の岩井川岳に着く。(10:35)
〔9:30 馬酔木のトンネル〕 〔10:30 分岐より岩井川岳を望む〕
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▼展望は素晴らしく広大な瀬の本高原や阿蘇五岳のパノラマが一望出来
た。
この熊笹草原台地にはミヤマキリシマが程好い間隔で群落しており、花の時季
には素晴らしいお花畑になるであろうと思いながら・・・・分岐に戻り扇が鼻を
目指した。
分岐から10分も歩くと樹林帯に入り傾斜も増し、展望は無く、背の高い見事
な枝振りのドウダンツツジのトンネルの中を歩く。落葉しているので日が射して
明るいが新緑ともなれば暗い登路となるであろうと思いつつ急登の尾根を
ジグザクに登る。
〔10:35 岩井川岳の頂上〕 〔10:41 岩井川岳分岐より扇が鼻を望む〕
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▼枯れ沢の岩場に生えるシャクナゲの木を見て、樹林帯を抜けると扇が鼻の
頭の部分が見え、ミヤマキリシマが群生している株間を通って扇が鼻(←クリック)
頂上に立つ。(11:10) 登山口から2時間15分の行程であった。
頂上では誰とも会うことも無く、早々に「久住分れ・非難小屋」へと向かた。
〔11:04 扇が鼻より岩井川岳を振り返る〕 〔11:10 扇が鼻頂上〕
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〔扇が鼻頂上より(左から)星生山・
天狗ケ城・中岳・久住山を望む〕 〔扇が鼻よりズ-ムで久住山を撮る〕
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ヨガ教室と波佐見山の会 交流登山へ合流
▼パ-ティ-とは12時に合流することとしていたので急ぎ足にて「非難小屋」
に着く。(11:45)
まもなく馬場さんが学生(馬場さん宅にホ-ムステイしている中2)を連れて到着
パ-ティ-を待つ間、ネパ-ル トレッキング(1/30~2/18日)のお土産話
(高山病の対処方法など)を聞く。
そうしている内にパ-ティ-様一行のご到着となった。
▼立石様とは諸塚山(←クリック)でchikaちゃん達とは霧島の白鳥山(←クリック)
で長崎組とは白嶽(←クリック) 以来のご対面である。
新しい出会いの人は元気印の二人の女性であった。
〔12:35 久住分れから久住山を目指す〕 〔非難小屋前から久住山を仰ぐ〕
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▼久住山への最後の登山は花畑局勤務時代(昭和53年頃)以来であるので
おそらく30年振りであろうと思われる。
登山道も随分と変わり昔のイメ-ジは思い出せないが大きく様変わりしてい
るようである。
70歳後半の立石さん「昔は此処にコケモモが生えていた」と言っておられた
「酸素が足らない」とジョ-クを飛ばす女性、ワイワイガヤガヤの楽しい歩きで
久住山頂上に立つ。(13:00)
▼頂上は風も程好い程度で青空の下、九重連山の峰々を見渡しながらの昼
食であった。
昼食後は周囲の別のピ-クに行きたいと云う余力の女性もいたが、今回は
見合わせて5月4日に次なる山行計画が楽人のもとに出来上がったようで
ある。
〔13:00 久住山頂上より三俣山と遠望の由布岳〕 〔久住山頂上にて〕
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▼復路は皆と行動を共にして牧ノ戸峠に下山。途中、「扇が鼻分れ」付近で
韓国の登山ツア-とすれ違い挨拶を交わす。気の良い男が私に握手を求め
て来てエ-ルを交わした。
私達、「波佐見山の会」も来月は韓国遠征(雪岳山:ソラクサン)が計画されて
おり、韓国における「山と人」との出会いに楽しい想いを膨らます次第であっ
た。
▼一足先に下山しておられた馬場さんからは「孫誕生の知らせがあった」と喜
びの語りであった。
馬場さんの車に同乗して瀬の本登山口で別れた。
〔13:50 久住山頂上にて〕 〔15:27 復路:沓掛山の岩場を登る〕
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沓掛山の肩より往路で歩いた、瀬の本登山口から扇が鼻への登路を振り返る
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楽人撮影画像
(2010.5.19日 加筆)
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