くじゅう連峰・星生山(1762m)
(星生崎から東尾根~西尾根への縦走)
令和3年6月20日 快晴
今年のミヤマキリシマ開花状況は、梅雨入りが早かったせいか
例年になく各山まちまちの模様である。(日照時間が影響したのであろうか ?)
前回登った(5/31日)平治岳では7~8分咲きの花を愛でることとなり
未消化の観賞登山であった。
次なる山を、
昨年(2020.6.16日)も観賞した星生山と決め打ちして様子見を(ネット情報で)
していたが、雨の都合で最盛の時期を逃したようである・・・
にわかに訪れた「梅雨の晴れ間」
昨日、今日そして明日も明後日も晴れ間が 続きそうである。
今朝はカラリと晴れ、絶好の山行日和となった。
澄み渡った「瀬の本高原」の緑一面の原野を
車窓から眺めながら、目指す牧ノ戸峠へと車を走らせた。
今日の行程は
星生山分岐からの直登を避け(急勾配であるので) 西千里ガ浜を東進し、
星生崎岩峰の基部を右にトラバ-スして星生崎に登り上げ、
そこから東尾根の岩稜を辿ることとした。
(行程) 牧ノ戸峠登山口(発8:20)→星生山分岐(着10:10)→星生崎岩峰基部(着10:25)
→星生崎頂上(着10:40)→東尾根→星生山(着11:20~昼食と撮影~発12:10)
→西尾根→扇が鼻分岐(着12:40)→牧ノ戸峠登山口(着14:20)
星生山のミヤマキリシマ (令和3年6月20日) 1/2
星生山のミヤマキリシマ(令和3年6月20日) 2/2
↑【根子岳をズーム】
↑【眼下の唐松林と背景は星生山西斜面】
旧登山道を歩き、私のお気に入り風景(カラマツ林)を最直近から眺める。
↑【登路沿い(ブロッコリーの丘付近)の大株の花】
↑【白花のミヤマキリシマ】
星生山分岐付近の登路道下(肥前ケ城への取り付き点)に咲く。
↑【星生山分岐から見上げる星生南壁のミヤマ】
↑【星生崎岩峰を登路より仰ぐ】
西千里ガ浜の東端から傾斜をつけながら
岩石(溶岩の岩)が積み重なる登路に変わる。
登路の峠付近に差し掛かると道は左上側に分岐する
もう一本の道が星生崎側に延びている。
久住分かれの避難小屋側には下らず星生崎岩峰の基部を右に巻き、
小刻みに付けられたジグザクの急勾配を駆け上がると
避難小屋裏からの道と重なり星生崎頂上に至る。
↑【登路から眺める久住山と眼下の避難小屋】
天を突くような盟主・久住山の槍の山姿と流れ下る裾野。
避難小屋広場からの登山道も一目瞭然に見え、
ここからの景色は久住山が間近に迫る圧倒的な
ビューポイントと確信した。
↑【星生崎山頂からの眺望】
今から縦走する登路の全容が窺える。
東尾根の岩稜から西千里ガ浜へ流れるスロープが美しい・・・
↑【登路から眺める三俣山】
ピンクに染まる 西峰・本峰・Ⅳ峰・南峰が迫る。
↑【東尾根岩稜上の溶岩造形美】
四角い窓の先には西千里ケ浜・肥前ケ城・扇ケ鼻・・・
この窓は「星生の窓」と呼称されているらしい。
登路は窓の外側にも在るのかな???
今回は内側を辿った。
↑【登路から眺める阿蘇五岳方面】
↑【肥前ケ城山頂部を望む】
ピンクは薄い(最盛を過ぎたのか?、花の裏年なのか?)
↑【登路から眼下を望む】
西千里ケ浜を歩く登山者の姿を眺めて(高みの見物)楽しむ。
扇が鼻もピンクは薄い・・・
星生山頂上直下の南壁に張り付くピンクの景観 ↓
(東尾根側からの4景)
↑【こんな光景もありました】
断崖絶壁に座る山ガ-ル
↑【星生山頂上】
↑【星生山頂上から三俣山と遠景に由布岳】
星生山頂上直下の南壁に張り付くピンクの景観 ↓
(西尾根側からの5景)
↑【山頂から離れ大曲ル-ト(星生新道)側に立ち入る】
↑【西尾根末端の崖斜面に咲く、白ドウダンツツジ】
↑【西尾根末端の崖斜面に咲く、紅ドウダンツツジ】
↑【西尾根末端の崖斜面から下った所の花】
西千里ガ浜(池塘)からのせせらぎ沿いに咲くミヤマキリシマ
↑【谷空木(タニウツギ)】
↑【話題のウグイス】
数人の登山者が立ち止まり鳴き声を聞いておられる。
「今朝も同じ木にとまり、鳴いていた」と呟いておられる・・・
登路の目の前で「法 法華経」と鳴く。
うぐいすの「谷渡り」であろうか?、
いつまでも木から離れず鳴き続ける・・・
こんな遭遇は初めての経験であった。
登山を終えて
行程距離は前回歩いた平治岳と同じ往復8km位と思われるが、
きつい上り坂を避け、疲れないコ-スを選定したので程よい疲れで登山を終えた。
星生崎直下から東尾根に上がるル-トは、
今回が初めての歩きで、取り付き点の道探しに不安があったが、
現場に来れば迷うことなく登路に乗れた。
星生崎頂上から稜線を辿る縦走路は、
東尾根から星生山頂上を踏んで西尾根へ下るのであるが、
東と西では足場がガラリと一変する。
岩稜の東尾根では緊張の連続であったが西尾根に移ると
草付きの尾根道となり、緊張感から解放され、
リラックスを楽しむ下山路となった。
(備忘メモ)
登山前日の土曜日は、親戚の四十九日の法要(91歳・5月2日逝去)に出席し、
忌明けの酒を飲み過ぎていたせいか? 筋肉のたるみ感があり、
スローペースの歩きでもあった。
(イヤイヤ・・昨今はいつもスロ-歩きの登山になっている・・・苦笑)
(2021.07.05 追録)
星生山の縦走いいですね
くじゅうも久しく出向いていないです
コロナ禍でサポートに追われ青色吐息です
やがては行ける山歩きを期待して…。
ご活躍ください。
では、また。
お便り有難うございます。
ミヤマキリシマの咲くこの時期の
「くじゅう・牧ノ戸峠」は相変わらずの人波で賑わっていました。
コロナ禍でマスク着用の方が半数位いらっしゃいました。
2回目のワクチン接種が終われば(私は6/30日です)少しは安心しますが、インド株の流行が恐ろしいですネ・・・
ちよび様も山野草がお好きのようですネ、
「オカトラノオ」私の庭にも今咲いてします。
今後ともよろしくお願いいたします。