根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

星生山 6月16日(火)

2020年06月16日 22時57分04秒 | 大分県

星生山(1762m)

令和2年6月16日 快晴

コロナの関係で、今年の「くじゅう山開き(毎年6月の第1日曜日)」は中止となった。

(コロナ経過)
・2月27日:  首相、全国の小中高校に3月2日からの「臨時休校」を要請
・4月07日:  新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言され「外出自粛」。
・5月12日:  熊本県は外出自粛を解除したが「県をまたぐ移動」は控えるように要請。
・5月25日: 「緊急事態全国解除」となったが「県をまたぐ移動」は継続要請。

そんな関係でミヤマキリシマ開花情報も登山自粛の中、
例年になく少ない。(今年は遅れているとのネット情報もあつたが・・・)

熊本県を含む九州北部地方が6月11日に梅雨入りし
(去年より15日早く、平年より6日遅い)、
山行の時期を雨で逸していた。
明日は梅雨前線が南下し「梅雨の晴れ間」との予報でであった。

花の盛りは既に終わっている、とは想定されるが
貴重な晴れ間を無駄にしたくない。加えて、私の体力も試したい
というモヤモヤ感を払拭するため「肥前ケ城」と定め、牧ノ戸峠を目指した。

牧ノ戸峠駐車場はこの時間帯(8:00)であれば満車で、
路肩駐車が通常であるが
三台の残りスペ-スに滑り込むことが出来た。
これもコロナ自粛影響であろう・・
とは言えどもやはり登山者は多い、マスク着用者が少ないのは想定外なり。

(行程) 牧ノ戸峠登山口(発8:30)→扇が鼻分岐(着10:00)→西千里ガ浜東端で折り返す
             →星生山分岐(発10:40)→星生山頂上(着11:10~発11:45)→星生山西尾根→
             扇が鼻分岐(着12:30)→牧ノ戸峠(着14:00)

星生山南面のミヤマキリシマ(2020.6.16)

【瀬の本高原から阿蘇の涅槃像を拝む】
今朝は少々気温が下がり透明感漂う中、やまなみハイウェイに
車を止め、阿蘇五岳を振り返る。

【沓掛山の肩、直下の登路からの展望】
万年山の遥か奥に浮かぶ山姿は、もしかして英彦山かな~?
そんな想いで遠望する。

【第二展望所(沓掛山の肩)から根子岳・高岳を望む】

【登路より星生山を仰ぐ
頂上直下の南壁に、ピンク色がわずかに染まる。

【扇ケ鼻分岐】

【扇ケ鼻北斜面のミヤマキリシマ】
今日の目的地は肥前ケ城と決めているので、
足を先に進める。
扇ケ鼻への登山者は相変わらず多い・・・

【湿原を彩るミヤマキリシマ】
西千里ガ浜の登路より星生山裾の湿原を望む。

【星生山頂上直下を染めるピンク】
星生山分岐から更に東進して肥前ケ城登山口を目指す。

【西千里ガ浜の東端から望む星生山】
西千里ガ浜の東端から肥前ケ城に取り付くのであるが、
入口付近は足元がはぬかるみ、夏草の背丈が伸び、
登路も漠然としている。
それに加えて肥前ケ城の山肌にはピンク色の
ミヤマキリシマが窺えない・・・
それでは、肥前ケ城を断念し
ピンク色がわずかに残る星生山頂上を踏むこととし、
星生山分岐へ折り返す。

【星生山分岐から改めてスタート】

【登路中腹で根子岳を振り返る】
肥前ケ城と扇が鼻の二つの稜線の先にそそり立つ阿蘇山塊
そして、はるか遠景には九州脊梁と思われる山脈が窺える。

【頂上直下のピンク】
頂上直下から南に張り出した岩崖を辿り眺望・・・
東尾根の先には久住山・中岳・天狗ケ城の雄姿

【頂上直下に張り付くピンク】

頂上直下に張り付くピンク
西尾根側を望む

【星生山頂上】

【頂上から硫黄山・三俣山方面を望む】

【西尾根の登路から肥前ケ城・扇ケ鼻方面を望む】

【湿原沿いを彩るピンク】
花の盛りは過ぎているが、この景観は見応えがある・・・

【湿原からの清流と深山霧島】
星生・西尾根末端の急勾配の崖道を下り、着地点となるこの場所は
足の疲れを癒やす「星生のオアシス」とも言えるような趣きがある。(苦笑)

【星生西尾根の登路を振り返る】
迫力感を覚える緑滴る山肌・・・
季節は移ろい秋には、
また、錦絵の様な金糸銀糸の紅葉景観
(←私の山行歴より)を
演じる事であろう。

(星生への山行歴)
 
① 2007-11-11 星生山・中岳
 ② 2012-06-14 星生山~肥前ケ城~扇ケ鼻
 ③ 2015-10-18    久住山~星生山~扇ケ鼻  

(2020.6.30 加筆)

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