由布岳・西峰(1583m)
(正面登山道~西峰~剣ノ峰~東登山道~日向岳観察路への周回登山)
快晴 (*文字サイズは「大」が最適)
(行程)正面登山口(発8:15)→合野越(着8:55)→マタエ(着10:20~
発10:30)→西峰(着10:50~発11:00)→お鉢巡り→剣ノ峰(11:50)
東登山口分岐にて昼食(着12:00~発12:40)→
日向越(着13:50~発14:00)→正面登山口(着14:55)
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▼市役所前のコンビニに待つ「徹爺じい」さんとE嬢を乗せて6時30分に出発
藤井さんとは「瀬の本」で合流し、秋日和の山並みハイウェイを走る。
牧ノ戸峠駐車場は路肩まで溢れ出て、登山者で賑わっていた。
由布岳もご多分に漏れず満車である。有料駐車場(500円)を横目に見て、
路肩に駐車して正面登山口を8時15分に出発する。
▼由布岳は2回目である。前回(←クリック)は西峰と東峰を極め正面登山道のピ
ストンであった。その時、頂上から眺めたお鉢巡りル-ト・・・。いつかは踏破
したいと決意したままで実現に至っていなかった。
今日は「徹爺じい」さんのリ-ドでお鉢廻りと東登山道への周回登山を体
験する事となり、願ったり叶ったりの山行となった。
〔正面登山口(標高780m)を出発〕 〔日向岳自然観察路入口に建つ案内図〕
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▼合野越を過ぎ潅木帯域を抜けると展望が広がり、九重連山の峰々を心行く
まで確認した。取り分け、湧蓋山は独立峰であるが故に小国富士としての
威容を示していた。
〔倉木山と湯布院盆地・遠景の九重連山〕 〔四国風露(別名:伊予風露)〕
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〔マタエ直下の登路〕 〔障子戸直下から東峰を望む〕 〔障子戸の鎖場を登る〕
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▼東峰と西峰の鞍部となるマタエ(二又)は、標高が1470mであるので高度差
114mの岩場を越え西峰(1584m)頂上に至った。
たくさんの人で賑わう頂上を早々に切上げ、北に向かい潅木の尾根を下る。
〔由布岳・西峰頂上(1583m)〕 〔ウバガウジと呼ばれる噴火口跡を望む〕
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▼登路沿いに咲くトリカブトやオタカラコウの花を愛でながら、お鉢巡りル-ト
の最低部に至る。
〔西峰頂上から北に下る、眼下に高速道路と塚原温泉〕 〔お鉢巡り最低部に下る〕
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〔鳥兜〕 〔雄宝香:オタカラコウ〕 〔雄宝香の葉と蕾み〕
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▼登り返しとなる火口縁は細い岩峰群が縦列し、岩稜の頭を乗り越えて行く
事となり、スリル満点の楽しみを味合いながら登高した。
無事に岩峰群を過ぎると次は、潅木が生える急勾配となり樹木と岩塊の
角々に掴まり、胸突き八丁を登り上げ「剣が峰」付近に至った。
登路を振り返り、聳える西峰頂上から下り落ちるお鉢巡り最低部への経
路そして、岩峰群が連なる火口縁への縦走路を眺めて・・・。満足感に浸っ
た。
〔岩峰群の火口縁を乗り越えて〕 〔剣ノ峰 ?にて、東峰を背景に記念写真〕
〔剣ノ峰から西峰とお鉢巡りの登路を振り返る〕 〔障子戸の鎖場・順番待ちの人々が視える〕
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▼ランチタイムは東登山口分岐にて、
鶴見岳や別府湾・高崎山を眺めながら楽しむ・・・。
〔東登山口分岐から東峰を仰ぐ〕 〔東登山口分岐から鶴見岳・別府湾・高崎山を望む〕
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▼東峰頂上までは僅かな距離であるが次回の楽しみに残して東登山道に下った。
〔昼食後、東登山道へ下る〕 〔分岐から最初の鎖場〕
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〔日向越:東登山口・日向岳・正面登山口への分岐点〕 〔苔生した登路〕
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〔日向岳自然観察路を歩いて正面登山口へ下る〕 〔豊後富士の雄姿を振り返る〕
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(2011/11/23日 加筆)
後期高齢者となり年々体力、気力が衰え、断然多かった単独登山から良い仲間との登山に切り替えつつありますが、昨日のコースは平凡な由布のなかではかなりのハードコース。皆さんに迷惑かけることなく少しは余力を残してご案内できたことはいい意味で自信につながりました。おつきあいいただきありがとうございました。
徹爺じい
ところで由布岳登山は天気にも恵まれ、遠望が出来て満足度200%でした。
お鉢巡りでのナイフエッジの火口縁はスルリがあり冒険心を堪能しました。それから日向越経由コ-スも素晴らしくて、更なる由布岳の「山深さ」を知る事が出来ました。
変化の多いコ-スであったためか珍しく内股の筋肉がこわばっていました。
「後期高齢者となり・・・」そんな年齢を感じさせないのが「徹爺じい」さんの持ち味のようですネ・・・。 また、山行の誘い、お願い致します。