根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

三俣山  6月7日(土)

2008年06月07日 23時16分53秒 | インポート

     三俣山(1747.7m)     (深山キリシマ観賞・単独)

               快晴     ※文字サイズは(大)が最適  

 本峰(1747.7m)~南峰(1743m)~四峰(1690m)~西峰(1678m)

(行程) 大曲登山口(7:00)→すがもり越(7:50)→西峰東端尾根(8:20)
            →本峰(8:50)→南峰(9:10)→四峰(9:30)→西峰(10:00)→
     (下山道斜面で昼食)~すがもり越(10:50)→
                  (写真撮影散策)→大曲登山口(12:00)
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〇前日、黒岩山からピンクに染まる三俣山の山腹を視て、人波で混雑
 する平治岳よりこの際、未だ登っていない三俣山を体験することとし
 た。

〇横断道路を走る際、必ず仰ぎ見る三俣山、そして平治岳・北大山・
 中岳・白口岳・星生山・法華院・坊がつる・鉾立山 等々から眺めた
 三俣山の気高い勇壮な姿、何時かは登らなければいけない山と想
 っていた山である。

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▼大曲からの出発(7:00)も初めてのコ-スである。駐車場は既に満車
 (想定内)、横断道路の路肩に止め、コ-スの取り付きとなっている砂防
 堤を渡り硫黄山坑道に出る。(7:10)

▼昔し、長者原から登っていた (最後に登ったのは花畑局勤務時代
 で
あるので昭48年頃である) ル-トを確認するが、その姿は はるか
 昔の道となり、確認し難いほどの様変わりであった。

▼硫黄山坑道から左手の三俣山山腹、右手に星生山ル-トへの斜面、
 左右に咲き誇るミヤマキリシマをかみ締めながら歩く。砂防ダムに下りスガ
 モリ越えまでの岩場の左右ににも溶岩の巨石を包む込むようにして生
 えている見頃の花が出迎えていた。

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▼スガモリ越え(7:50)の「諏蛾守小屋」を右に見て、左に進むと登山口と
 なり、三俣山の南山腹に取り付く。小さなクマザサに覆われた登路、急
 斜面が故に高度はグイグイと上がる。
 時折、諏蛾守小屋の「愛の鐘」を鳴らす鐘の音が聞こえて来て、心地
 よい響きで感傷的であった。

▼西峰の東端肩に登り上げて(8:20)諏蛾守小屋方面を振り返ると正
 面下に、手が届くほどの距離で噴気している硫黄山を上から眺める
 ことが出た。
 また、左の峰の山腹にはミヤマキリシマのビンク(6~7分咲き程度かな?)
  が頂上に向かって広がっている。 (後で、この峰が四峰であることを
 知る) そして、天狗ケ城・星生山・白口山が目の前に迫り、空気も澄
 み渡り大船山も近くに見え、素晴らしい景観であった。
 

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▼西峰を左に見過ごして平坦な草原の中を本峰へと進む。
 一旦、鞍部に下がって登り返して行くと 段々と急登となりミヤマキリシマ
 の大きな株が点在する。この山腹の中間ぐらいの斜面で振り返ると
 根子岳の凹凸形の頭部が浮かんでいた。位置的には久住山と星生
 山の間に観える根子岳である。
 その後は、根子岳の姿を振り返り、振り返りしながらの登り、上に行
 くに従って根子岳の全容が観えて来て感動(想定外の景観であった
 ため)の一場面であった。  

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▼登りつめると稜線に着く(8:40)。道はT字型に分岐している。
 緩やかな登りを左に進み、直ぐに三俣山本峰に至る(8:50)頂上は
 平坦な草原の広場となっている。

▼頂上からは360度の大展望で雲も無く周囲の九重連峰の峰々を身
 近に確認することが出来る。圧巻はビンクに染まる平治岳の頂上部分
 。ピンク色の冠雪を戴いている様な、この景観は深く記憶に残ることで
 あろうと思った。

▼頂上から北斜面を覗くと窪みの先に頂上部分が岩塊で連なる峰が
  あり山腹にはピンク色が点在していた。 (後で調べたら北峰と分か
  っ
た。窪みは大鍋・子鍋であろうと推測できたが、どの部分がそれ
  に
該当するかは分からなかった。) 登頂意欲が湧き上がる峰であ
  るがル-トが分からない、次回の楽しみとすることとした。
 
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▼(9:00)砲台状の頂上の周囲を左に回って進み、淵から下を覗くと
  周回コ-スのような踏み跡があったので、それに従って左に下りて行
  く。途中に谷を隔てて棒状の四角い岩塊を左に見て一旦、窪地に
  おり潅木の中の急斜面を登り返すと次なる峰に立った(9:10)。
  標識には「南峰」と記されていた。

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▼南峰からは、北大船を対峙して見えるロケ-ションとなっていた。
  今日の天気予報は「晴れのち曇り」大船山に雲が架かりだして来
  たので早々に降りて周回コ-スに従って対面に観える峰へと辿った。
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▼標識には「四峰」と記されている(9:30)。
  狭い頂上直下の斜面にはミヤマキリシマが這うようにして群生している
  が、まだ蕾が多いようであった。最盛時期には見事なビンクの斜面
  であろうと推察できた。(来年が楽しみだ)

▼これで、本峰~南峰~四峰と周り、復路に西峰を経由して下山にか
 かった。西峰の東端肩からスガモリ越えへの下山道では、登って来る
 大勢の人の行列とすれ違うこととなり、登山路は幾筋もの踏み跡が
 あったので登りの少ない路を選んで下山。

▼昼食は途中の下山路で食べ、登ってくる人の列・眼下の北千里ケ浜
  を歩く登山者の列、等々を眺めながらの弁当であった。

▼スガモリ峠登山口には10:50分に下山したが、硫黄山坑道に出るま
 での溶岩石の登山道沿いでは最盛の深山霧島の写真撮りで一時間
 位散策して大曲駐車場には12:00着となった。

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