おばあちゃん子だったおばあさん
小学校に上がる前に
おばあちゃんが亡くなって
それはそれは大変だったのです
なにか嫌なこと、悲しいこと、辛いことがあると
「おばあちゃん」って言って
いつも泣いていました
おばあちゃんからしたら
「自己重量感」に酔いしれていたんじゃないかなあと
今は思います。
「このわたしがいなければ!」という
甘美な魅力・・・
小学生の頃のおばあさんは小さいながらも
「おばあちゃんは死んだんだから、
もう、泣いていてはだめなんだ。
こんなこと繰り返すのはやめよう。
もう、泣くのはやめよう」と
思っていたことを思い出します。
いまのおばあさんは、
はたから見たら
誰の役に立っているわけでも無いし、
社会の役に立っているようにも見えないのですが、
「いつか死んじゃうかもしれない大事なおばあちゃん」じゃない自分を
まあ、いいんじゃないかと思っています。
孫に「おばあちゃん、いなくなったらどうしよう」
と恐怖を与えないおばあさん。
お~け~