たったン10年そこらの半生の中でも覚えがない長期&大規模な大雨。
此度の荒天がもたらした爪痕は数百か所に及び、まだ増える懸念があるそうです。
このような情勢の中、情報として入ってくるのは数少ない地域の惨状の大拡散と
ご多分に漏れず、準備があーだ、心構えがどーだ、悪者はこいつだの大合唱。
わずかな美談すら偽善となで斬りにする舌鋒を振り回す匿名の面々や
したり顔で問題点ばかり並べ立てる長難しい肩書きを御旗に掲げる専門家の方々。
祈る・願うと語ればそれこそ薄っぺらいとか何とかと心の灯に冷や水を浴びせる。
目の前の困窮に手を差し伸べれば組織への反逆だと処分の大鉈をちらつかせる。
自粛すれば「それは被災者の本意ではない」と外野が上から目線で誹りたてる。
口をつぐめば「直視しろ」と見えない手で頸をわしづかみにして罵る。
何一つ、生産的なことが見えてこない。
いちばんかなしいのは、それだと思います。
自分にできることは何を言われてもいいから、できることをやる。
他人ができることがあれば、それもありかと気づかされる。
そういうものに、わたしはなりたい。
それでは、また明日。