(画像はイメージです。実際の文面とは関係ありません)
小学校で「速さ」の学習をします。
時速、分速、秒速……それからそれらの計算のしかたと単位の関係。
距離は速さと時間の積、時間は距離を速さで除したもの、速さは距離を時間で除す。
義務教育の範囲で誰でも知っている話のはず。
それなのに時速270kmや300kmが秒速でいくらかがスッと計算できないばかりか、
その解が示す意味合いも理解されていない。(270km/h=75m/s、300km/h≒83.3m/s)
外出が危険だといわれる風速25mもなぜ危険なのかわかっていない国民性だから、
しかたがないのかもしれませんが。
物体が1秒で25m移動する、換言すれば学校のプールの長辺を1秒で移動できる風。
そんな風が店の看板や木の枝を飛ばしてきたらただではすまないはずなのに
この国では「仕事だから」「自分は大丈夫です」外に出る。
だからなのでしょう。
強風の3倍以上の速度で移動する物体がどのような状況にあるのか思いもつかないし、
「物理って難しいよねー」とうそぶいて話をそらす。
物理なんてここでは別の次元です。かんたんな算数。
速さの単位は秒速なら「1秒でどれだけすすむことができるか」を示した割合の類。
分速なら「1分で~」、時速なら「1時間で~」で以下同文。
時速270kmは秒速75mと等しいということは、1秒間で75m物体が移動するということ。
ただそれだけ、ただそれだけなのですが。
そういったことを少し考えに入れるだけで、人間のできることなど
限界があることが窺い知れるはず。
どうやら世間の声の大きい方々は、人間の限界など微塵にも感じない、
超人級の方ばかりらしいことがよくわかりました。
凡人未満のワガハイは疲れ果てているので、これで寝ます。
明日はいい日だと信じて。
それでは、また明日。
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