おもい出し日記

地産地消 堤焼

弊社は会社設立以来、構造材にみやぎ材を利用してきました。

それは自分が家を建てる仕事を始めようとする時、材料として何が適しているのか?
17年前…いろいろ考えました。

外材であれば安く仕入れることができるが…
自分は利益だけを追うのか…


27年前、大手ゼネコンで設計の手伝いをしていました。
その時教えられたのは…

このビルは仙台で最初の公開空地を利用して建てられています。








1983年に落成し、外壁は堤焼のタイルを利用しています。
堤町に窯場があったことから、その名がついたそうです。

35年経ちましたがとても風合いがいいです。




このビルの計画時に当時の設計担当者が仙台には堤焼というものがあり…。
延々と話されて、堤焼に決まったことを懐かしく話されていました。
地産地消、設計者の情熱が勝りました。

設計全般、線の引き方から勉強させていただきました。
素材の使い方も教わりました。
自分の手の届く部分から離れていく部分との使い方など…。


私の出した答えは、みやぎ材でした。
その当時、優良みやぎ材なるものがまだありませんでした。

助成金もありませんが100%みやぎ材でつくってきたことは…
このビルの設計者から直接聞いた地産地消の想いがあったからでしょうか…。

ずいぶん前のことを思い出し…手で触れてみました。
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