《監修》前 真之 東京大学大学院准教授
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目次より本の概要を紹介します。
はじめに
昨今、中古の戸建てリフォームに注目が集まっていますが、多くの物件では、断熱気密などの「外皮性能」や暖房設備の「省エネ性能」が十分備えられていないのが現実です。建物の性能を確保する性能向上リフォームは、生活の快適性を高めて健康にもよい影響を与えるとともに、日々のエネルギーコストを削減することにつながります。一方でリフォームを行うのにかかるお金や負担が大きすぎては、多くの人に利用してもらうことができません。(略)
日本の「普通の家」はこんなに寒い
1.今の家の不満
今の家の不満は「冬の寒さ」/「床の冷たさ」や「温度差」がイヤ!
2.あったか知識
「寒い家」が体にもたらす悪影響/空気温度ではなく「作用温度」に注目!
「暖かい家」は建物と暖房でつくる/リフォームこそ床暖房がおすすめ
3.リフォーム経験者のホンネ
断熱リフォームのメリットは?/断熱までやるリフォームは多くない?
4.ベストなリフォームを見つけよう
リフォームの3つの不安と解決方法/「あったかリフォーム」4つの断熱プラン
あなたにぴったりのあったかリフォームを見つけよう/断熱リフォームの経験者に聞いてみたよ!/断熱リフォームには丁寧な施工が大事!
1980年(昭和55年)に建てられた住宅を4つの断熱改修した場合の比較をしています。
それぞれUA値や上下温度差、暖房費が算出されています。
数値や遠赤外線画像が掲載されていますので、簡単に比較でき分かりやすい!
6/21(日)には、新築orリフォームの打ち合わせで、この読本を活用させていただきました。
中古物件として販売されている家は、築20~30年が多く、ユニットバスやシステムキッチン、洗面化粧台、トイレ等は新しく交換されて販売されています。
内装も新しくするとキレイで、新築と同じように見えます。
ですが…。
大体は断熱改修まで行っていませんので20~30年前の断熱レベルです。
住んでみてから、冬はなかなか暖まらない、足元が寒い、等の問題が出てきます。
後から大金を使って断熱改修工事をすることに…。
耐震的にも阪神大震災以後、建築基準法が改正されていますので築30年ですと断熱改修の時に耐震改修が必要となり、また費用がかかるように…。
駅が近く、交通の便がいい、ということだけで購入するのはお勧めしません。
中古物件購入の際は、第三者の建築士に相談してください。
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