おもい出し日記

築65年の母屋

昨年の11月25日から母と同居することになりました。
高齢で腰・足に痛みがあり、特に朝起きる頃がすごく痛いようで…。
段差が多くあり陽があたらない古屋で冬を暮らすのは…。


築65年の母屋はどこにも断熱材がなく、サッシはアルミ・シングルガラス、隙間がたくさんあり、夏は暑く、冬は寒い、おまけに陽があたらない。このままではヒートショックで…。

[1年間の死因別死者数の推計]
ヒートショック   :約2.0万人
インフルエンザ   :約1.7万人
モチなどによる窒息死:約0.8万人
新型コロナウイルス :約0.5万人

我が家は父が亡くなってからモデルハウスとして建て、築18年になります。
将来を想定し、南側に寝室となる和室をとり、近くにトイレ、洗面、浴室を設けました。

今となっては低いレベルですが、次世代省エネレベルで建てています。
当時にしてはレベルが高く、そのレベルでつくっている方はあまりいませんでした…。

そんな家ですが陽が差すと外気温がマイナスでも部屋の中は24℃になり、母はいつも暑い暑いと言っています。

エアコン暖房(母の部屋にだけあります)は朝の10時ごろまで使って、夕方4時ぐらいからスイッチを入れているようです。

UA値0.75が宮城県平野部の外皮による平均熱貫流率になります。
専門家の方は、このレベルは低すぎるということで最低でも0.46以下にしなければいけないと言っています。

0.75⇒0.46にするには、どこを改良したらいいのか!
熱が多く逃げるところが開口部分です。約5割がここから逃げていきます。

弊社標準仕様のYKKAP330の樹脂サッシ(Low―Eペアガラス+アルゴンガス)を利用し、屋根下にはグラスウールの断熱材30cmを吹き込むと、UA値は0.40(前後)になります。多少の費用と手間は掛かりますが簡単に性能を高めることが出来ます。

最近、母の体調がよくなってきたようです。以前から使っていたルームランナーで運動するようになりました。私にはベルトコンベアーにしか見えないのですが…少し元気になったようです。



↑築65年の母屋 正月飾り
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