道路沿いの新緑がとてもきれいで見とれてしまい、美術館入り口を見過ごしてしまい…。
入り口から駐車場、駐車場から美術館へのアプローチへ続く道のりは新緑がきれいで、森に囲まれた美術館がひっそり、どっしりと建っていました…。
美術館に入る手前に喫茶コーナーがあり、ここからみる美術館の石庭はすごく綺麗でした。
ここで昼食を取ったのですが、食べ物もおいしいし、すごく落ち着けました。
いい場所でした…。
美術館の床は石ですが目地は木です。
これが外部の石庭の目地とつながっています。
コンクリート打ち放しの壁はパネルではなく、ランダムサイズの木板型枠を利用しています。
木肌が型となって、壁に表情をあたえています。
一部木板壁がありますが、このコンクリート打ち放しのサイズに合わせています。
写真で見るとバブル時代のような建物に見えましたが…そうではありませんでした…。
しっかりとした美術館でした。
設計者は柳澤孝彦さん、ゼネコンの設計部に所属し、1986年、新国立劇場の設計競技で最優秀賞になったのを機に独立しました。
ゼネコンの設計部では、設計競技に臨めるような体制をつくっています。
当然、会社の了解をもらうのですが、夕食後の勤務時間外に数カ月をかけプランをつくります。
落選しても…力に変わっていくのです。チャレンジすることはすばらしい!
最優秀賞に選ばれれば…会社から独立を勧められます。
設計者を個人にして、会社では工事を受注したいからです。
その当時、公共工事では設計施工で工事を受注出来なかったからです。
独立してもらって、工事も一緒に受注できれば…。
住宅業界では…力試しのこのスタイルがないのがさびしい。
小さい建物や木造住宅をつくるには一級建築士の資格は必要ありません。
一級建築士の資格を取得すること、目指すことはいいことですが…。
資格だけを宣伝することは…意味はありません。
何をするか、何にチャレンジするのか!
建築に対する考えが違うので自分で会社をつくりたい!
自分の夢をかなえるため独立したい!
という方がいない…お給料をもらうためが一番か?
ゆえに仙台は、いい住宅が少ないのか…さみしいな~。
住宅業界の若い方には、いろいろチャレンジしてほしい!
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