さて、千葉県の中古車屋に行くと、店頭にCITY Turboが何と10万円で売りにだされていました。この車種は昭和58年式とも言われていますが、当時の私が24歳ころでしたので約8年落ちという車両です。確かに当時は車は10年とも言われていましたが、それにしても安い車でした。
社長のオバちゃんに聞くと「事故車ではないよ」と言っていましたが、果たしてそれを信じてよいのか。当時はそんな事も考えましたが、とりあえず10万円ならば即金で購入できる価格です。この写真は黒ですが、当時、店頭にあったのは白と黒の2台でした。エアコンもついているのであれば、とにかく買いだと思い、白の車をその場で即金支払い購入しました。
このCITY-TurboはPFIインジェクションで3000回転からターボが効きだして、とにかく強烈な加速感を感じる車でした。また助手席前のフロントには、何故かエアコンの空気を誘導するクーラーボックスの様なものまで付いているのです。実際に冷えるかどうかは試した事は無かったのですが、とても面白い車でした。
ただ購入して直ぐに発覚した事ですが、エアコンが全然効かないのです。購入時期は梅雨時でしたが、蒸し暑くてしょうがないのです。そこですぐに中古屋に行くと、どうやらコンプレッサーに不具合があるという事で、直ぐに治してくれました。しかし今度はエアコンは効くようになったのですが、助手席の足元上にあるコンプレッサー部分から水漏れがするようになっていました。その為に運転して30分もすると助手席が水浸しになってしまうのです。そこで再度、中古車屋に行くと「黒いのに乗っていきな」と言われ現物交換されました。
結局この後、このCITY-Turbo(黒)には2年間お世話になりました。エンジンは極めて好調だったんですが、最終的にクラッチが滑って来た事もあって(5速MT車)、後輩がそれでも欲しいという事から譲ってしまいました。その後、後輩は修理をして2~3年程は乗っていたみたいです。
この摩訶不思議な中古車屋との繫がりは、このCITY-Turboを最後に途切れてしまいましたが、考えてみたら20歳から24歳までの4年間近く、お世話になっていたのですよね。
今から考えたら、この中古屋はどういう会社だったんでしょうか。最近、Google Mapのストリートビューで見てみたのですが、もう30年近く前の事なので、当然、会社のあった場所は更地になっていました。今から考えると、摩訶不思議な会社でした。
オバちゃん社長は生きているんですかねぇ・・・