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2年ぶりの石廊崎

 先日(10/12-土-)に、三週間ぶりにツーリングに出てきました。行先は伊豆の南端、石廊崎。

 確か前回行ったのは2022年9月4日。今から二年前です。その日は前日の健康診断で「腎臓がんかもしれない」と診断され、心もそぞろだったのですが、昔からの友人と伊豆へツーリングへ行こうと約束していたので、ツーリングに出かけました。

 早いもので、あれから二年になるんですよね。いやー、手術も終わり経過観察中ですが、元気に走り回れるというのは良いものです。

 この日は自宅を7時過ぎに出発しました。

 石廊崎までの距離は自宅から直線距離で112キロ。高速道路などが使えれば良いのですが、伊豆方面にはその様な道路がありません。伊豆スカイラインなどはありますが、それを使ったとて天城高原辺りまでで、そこからは下道を走って行かねばなりません。

 一応、自宅を出てから国道1号線を走り、新湘南バイパスから西湘バイパスを利用すれば、小田原辺りまでは比較的スムーズに行けますが、そこから下道を使って約6時間以上は掛かってしまうのです。

 下手すれば奥静岡よりも大変なのかもしれません。

 ただ時間の事を考えなければ、それこそマイペースでノンビリと走るには良い場所なんですね。

 自宅を出て、近所のマクドナルドで朝食を取り、西湘バイパスの西湘PAには1時間20分ほどで到着しました。

 この日は天気も良く、風も乾いた感じになっていましたので、結構気持ちよくここまで来れました。空は雲が少なく抜けるような青空で、PA内は多くの車やバイクで賑わっていました。

 ここから伊東へ向かいますが、早川までは西湘バイパスを利用し、そこからは海沿いの国道135号線を走ります。この間、真鶴道路や湯河原道路といった有料道路がありますが、そこは使わずに向かいます。通行料は大したことないのですが、何か勿体ない感じがするんですよね。

 この国道135号は海岸脇を走ったり、途中の街中を抜けたり、また崖の上とも言う様なコースもありますが、クネクネとしたワインディングで私は飽きずに走る事が出来ます。

 西湘PAから伊東の道の駅マリンタウンまでは、約1時間半ほどで到着です。

 今回は、石廊崎に向かう際に城ケ崎海岸を回ってみようと考えていました。2022年6月に下田にバイクで向かった事がありますが、その際にはリアボックスの留め具が壊れてしまい、城ケ崎海岸のつり橋を見るのを断念しました。今回はそのリベンジのつもりです。伊東からは40分程の場所にあるので、休憩もそこそこに城ケ崎海岸へ向かいます。

 城ケ崎海岸までのルートは、何時もであれば結構混雑するのですが、この日はそれほど渋滞に遭う事もなく到着しました。ここには門脇埼灯台と吊り橋があるのですが、今回は吊り橋を見学します。

 吊り橋は駐車場から歩いて五分ほどの場所にありました。

 写真を見てもらえば判りますが、観光客がそこそこ居るんですよね。しかもその大半が中国語の人達という状態。これもインバウンド効果とも言うのでしょうか。

 この場所ですが、確か以前には「サスペンス劇場」の舞台にもなった場所だと思います。ここでしばし海を眺めながらボーっとしていました。(周囲は北京語の嵐でしたが・・・)

 ここでちょっと疲れてきたので、アイスクリームを食べました。

 普段、アイスクリームなんて食べないのですが、何故かバイクでウロウロすると、このアイスクリームが食べたくなってしまうんですよね。

 ここからは下田へ向かいひたすら国道を走るのですが、時間も昼になってしまったので、河津町に入ったあたりで食事を取る事にしました。家を出てから5時間ほど経過していたんですね。

 河津町までは城ケ崎海岸からは1時間ほどかかりました。伊豆オレンヂセンターにある食堂で昼食です。

 これは先日、稲取高原に行った時に立ち寄ったのですが、定食がリーズナブルでしたので今回もここで食事をする事にしました。

 注文したのは、とろろ丼金目コロッケ定食です。

 付け合わせのイカの塩辛も美味しくいただきました。

 このオレンヂセンターでアジの開き2枚をお土産に購入、これは嫁に頼まれていました。写真はとってませんが、ここのアジの開きも肉厚で美味しくお薦めです。

 昼食を終えてお土産を購入し出発。河津町から伊豆下田までは1時間ほど走ります。途中、伊豆白浜とか風光明媚な場所が結構あるのですが、そこは通過しました。

 下田の了仙寺に到着。時間は14時半を過ぎていました。

 この伊豆下田という場所は、個人的に思い出の場所でして、今の嫁と初めてデートに来たのがこの伊豆下田なんですね。今から23年も前の事です。当時とは街の景観も変わってしまい、今では少しサビれた感じもしますが、それでも趣きのある場所には変わりありません。

 この了仙寺の前には大き目の交差点があるのですが、そこは信号機のない一旦停止の標識のある交差点になっています。私は国道から入って来たので、一旦停止をしっかりしたのですが、物陰には「静岡県警」のパトカーがしっかりと隠れて見張っていました。いや~・・危ないあぶない。

 この下田から石廊崎までは、まだ30分ほどかかります。

 石廊崎オーシャンパークをこの日は目指していましたが、閉門は16時という事なので、それほど時間にゆとりがありません。先を少し急ぐ事にしました。

 15時前に石廊崎オーシャンパークに到着しました。

 この季節になると、この時間では日差しが西に傾き始めているんですよん。自宅を出たのが7時過ぎなので約8時間はかかった事になります。まあ飛ばさずにマイペースで走ってきて、寄り道していればこんな時間ですよね。

 ここから10分ほど歩くと、石廊崎の先端に行けるのですが、今日は行かずに休憩所のベンチに座って少し休憩しました。

 思えば2年前に友人に、当時の病状を語ると「ふーん、そうか」という感じの返事でしたが、妙にそれで気持ちが落ち着きました。当時は「がん」なんていきなり言われて自分の中でも、消化不良状態だったんですが、それを少し吐き出す事が出来て、多少気持ちが楽になったのかもしれません。幸いにしてステージⅠの初期である事がわかり、今もこうしてバイクで走り回れるのですから、ラッキーだと言えばラッキーなんですが、そんな事を思い返していました。

 さて30分ほど休憩した後、帰路に着く事にしました。

 石廊崎からは西伊豆方面に向かい、仁科峠を目指します。帰路は仁科峠から西伊豆スカイラインを使い、修善寺を抜けて箱根峠を経由して帰ります。

 石廊崎から西伊豆を経由して仁科峠までは1時間半ほどの距離ですが、途中、仁科峠までの区間では結構な山道になっていますので、日が暮れる前に西伊豆スカイラインには乗っていたいと思いました。

 どんなルートなのか、参考までにYoutubeの動画を紹介します。

【険道/何が恐怖って?◯◯◯です】静岡県道59号 伊東西伊豆線 part 1【仁科峠・西伊豆町/伊豆半島横断の旅①】

 仁科峠には16時半過ぎに上る事が出来ましたが、標高は900メートル近くあるので結構気温が低く、この日はメッシュジャケットを着ていたので結構寒かったです。

 仁科峠から西伊豆スカイラインは尾根道の上を通るルートになっているのですが、17時近くなると夕焼けとなってきましたので、戸田(へた)の展望台で夕日を眺めました。

 ちょうどこの日は「紫金山・アトラス彗星」が日没時に見えると言われていたので、展望台には幾人かの人が天体望遠鏡や、大きな望遠レンズを付けたカメラをセットして観測していました。私も見えるかと思って探してみたのですが、ちょうど雲に隠れてしまっているのか、見る事が出来ませんでした。

 この展望台に長居しても体が冷える一方だし、暗くなると動物たちが西伊豆スカイラインには良く出没するのでキケンです。だからそそくさと展望台を後にする事にしました。

 途中、日の暮れたスカイラインでは鹿の群れに出くわして肝を冷やしましたが、なんとか無事に修善寺まで到着。その後、伊豆縦貫道を使い、三島から国道1号線を登り箱根峠で休憩。

 この時、時間は18時50分頃で日はとっぷりと暮れてしまい、気温も下がっていたので西伊豆スカイライン同様に寒かったです。自動販売機で暖かい缶コーヒーを購入して、それを飲んで少し暖まると急いで箱根新道を使い小田原市街へと下りました。

 もう山の上は晩秋の様な感じでした。この間まで酷暑と言っていたのに、季節の移り変わりがこんなに早いなんて、、そろそろ防寒対策も考えないと。

 この日の帰宅は20時半過ぎでした。走行距離は371キロで、距離的にはそれほどでもありません。また疲れもそれほど無く、無事に家に着く事が出来ました。

 次はどこへ行きますかね~。

 


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