8月16日、久しぶりに高校の同級会が開かれる。
多くは関東方面に生活基盤を築いている。
電話で連絡をしている、何年かぶりに聞く声だ。
「秋田の工藤です」と言うと、標準語の警戒した冷たい音が急に、秋田なまりの声に戻る。歳はとったけど高校の頃の感じと同じだ。
ずーっと地元に残っている俺だが、もう20年以上も前、みんなが大学生だったころ、お盆や正月には、いつもの仲間と会って毎回意味も無く飲んでた。
ふとした会話の中で友人の「東京に帰る」といった感じの言葉が、自分には寂しく響いたものだった。
学校を卒業して、都会に就職して、家を持って、あっちでの生活がこれまでの人生の半分以上の時間を越えてしまった今。
久しぶりの電話の声は、景気の良くない話と、子供の話題。
すごくうれしく思うのは、今でも「お盆は、秋田に帰る」って、
「帰る」って言ってくれること。
いつでも「帰って来い!」
多くは関東方面に生活基盤を築いている。
電話で連絡をしている、何年かぶりに聞く声だ。
「秋田の工藤です」と言うと、標準語の警戒した冷たい音が急に、秋田なまりの声に戻る。歳はとったけど高校の頃の感じと同じだ。
ずーっと地元に残っている俺だが、もう20年以上も前、みんなが大学生だったころ、お盆や正月には、いつもの仲間と会って毎回意味も無く飲んでた。
ふとした会話の中で友人の「東京に帰る」といった感じの言葉が、自分には寂しく響いたものだった。
学校を卒業して、都会に就職して、家を持って、あっちでの生活がこれまでの人生の半分以上の時間を越えてしまった今。
久しぶりの電話の声は、景気の良くない話と、子供の話題。
すごくうれしく思うのは、今でも「お盆は、秋田に帰る」って、
「帰る」って言ってくれること。
いつでも「帰って来い!」