第9話 ガソリンスタンドでセルフサービス
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道はキーウエストまで170マイル! (270km)
「海だ!海。」 この道は、大陸本体から南に向かって点在して並んでいる島々を42本の橋で結んでいる。
一番長い橋で11kmもある。 そしてこれらが大陸の端キーラーゴから南端の島キーウエストまで 105 マイル (170km) 続くのです。
目の前に海上をまっすぐ続く道。 右側はメキシコ湾、 左側は大西洋。
青いさんご礁の海、 視界360度。
青い空、 どこまでも高く澄んでいる。
光り輝く太陽。
今、ここを走ってる。
窓を全開にして、 潮風を身に受けながら、 時速100kmで走る。
「ウォー! ヤッター! 来たぞー!」
ここでは、感動が叫び声になる。
午後6時、 キーウエスト到着。
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(キーウエストの風景)
キーウェストに到着して、給油しようと目に付いたガソリンスタンドに車を止めた。
アメリカのスタンドは、セルフサービス式で、 先に来ていたあんちゃんが、 自分でガソリンを入れていた。
その後自分もガソリンを入れようとレバーを引いた。 ところがガソリンが出てこないのでした。どうしたのかなと思い、レジへ行くと、胡散臭そうな顔して「免許証を見せろ」、と言う。 ハイ、と見せると、
今度は、先に金を払えと言う。 しかたなく10ドル払うと、ガソリンを出してくれた。 そして、10ドル分になったらカチッと止まってあとは、 1滴も出ない。
前の人の時は、好きなだけ入れさせて、後でお金清算してたのにー。
「自分のときは、先払いさせやがって、 このやろ! 人種差別だぞ、日本人をバカにするなよ!」と心の中で怒った私でありました。
ところで、ガソリンはとても安いのでした。 1ガロン(3.7リットル)で約1ドル (150円)。 1リットル当たり約40円ですね、
どうしてこんなに日本とは違うのでしょう。
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(セルフガスステーション)
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