公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

指導者が続かないくもん教室

2014-12-18 | 読者からのコメント・おたより
2008年に指導者をやめられた方から久々におたよりをいただきました。
「辞めようかと悩んでいる」時点から細々とおたよりをいただいていて、
当時の引継ぎ譲渡金の明細から、賃貸アパートの敷金のいきさつまで教えていただきました。

当時はそのままブログ掲載すると、個人の特定につながり、この方へのバッシングになってはいけないと考え公開を控えてきましたが・・・・・・(多少の編集をして記事記載したものもあります。)

もういいかな?

久々のおたよりのきっかけになったのは、ご自身が辞めてあとは引継ぎとなった教室が
とうとう閉鎖になった、ということからでした。
この六年の間に2~3回も指導者が代って、その挙句、だそうです。

少子化でこどもの数そのものが減っていることに加え
お稽古ごとの教室はた~くさんあって
例えばうちの孫たちは、幼稚園児の女の子はバトン・スクールに行っているし
英語は通信教材を取り寄せて姉・弟で一緒におうちでやっています。
遊びの一環として、ママがお相手で十分です。
上の子が年長児になったら、うちの足し算教材でも送ってあげることにしようかと・・・・・・

高学歴の母親がついていれば、くもん教室はいらない、ですよね。

家庭の収入は二極化し、幼児・小学生のうちから塾通いをさせられる家庭は
そう多くはない・・・・・・

というような厳しい市場なのですから
一昔前の教室設営のままでは、くもん教室は続けられるはずがないのです。
生徒の集まりようがない・・・・・・
更にその上、一生懸命生徒を増やしても、稼ぎにならないとなれば
指導者をしようという人材もなくなるのは当然の事。

現在指導者を続けておられる方々も
意地とかしがらみとか、やめるエネルギーがなくて、という方が大半なのではなかろうかという気がします。

くもんの教材や指導の考え方は≪正しい≫と思っているので
このまま先細りになって消えていくのは残念に思います。





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