公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

くもんのインストラクターに応募する

2006-07-04 | くもん教室を始めたい
研修
まず、指導者になりたいという意志があれば、教室を運営していくに当たっての
様々な知識が必要ですので、そのための講習会が何度か開かれます。
教材について、公文式学習の特徴について、ごく大雑把な説明を受けることになります。

大雑把なと申しますのは、実際に生徒に向かって見ないと、いくら教材を研究しても見えてこない部分があるからです。
一人一人の生徒に対応していく中で、指導技術というものは養成されていくもので、机上の学習であるうちは何がなにやら・・・・というのが研修を受けている時の実感ではないでしょうか。

また、回数が進むと、生徒募集の方法や、教室運営上の決まりごとなどについてもコーチを受けることになっています。
その一方で、教室設置の場所さがしもしていくことになります。
私の場合、
応募する際に予定していた場所は、他の教室を開設している先生が近くに第二教室を開く予定であるとかいうことで、
設置はできないと言われて、さんざん捜し歩きました。

子どもがたくさんいるところ、というのはとりもなおさず、住宅地ということですから、
その中で、大勢のこどもが出入りするであろう教室に快く建物を貸してくれる大家さんなどめったにいるものではありません。
自宅以外でアパート・マンションなどで開設しておられる先生もたくさんおられますが、
会場探しのご苦労は生半可なものではなかった筈です。
でも、現在いくつもそういう教室があるということは、
見つからないとは限らないということでもあるわけですね。
インストラクターの研修を受け始めてから
三ヶ月以内に会場を決めなければならない(現在はどうなっているか知りませんが)ので、
事務局の地区担当者が
物件など探してくれることになっていましたが、
私の場合、地区担当者からは何の連絡もないまま日が過ぎ、
結局自分で近在を歩き回って、公団の集会所が時間貸しで借りられることを発見しました。
さっそく事務局に連絡して、その場所ならOKということになり、開設日の決定へという運びになりました。

そうして、教室を開設できて、初めてインストラクターとして採用されるということになります。
それまでは、交通費ぐらいは出たように思いますが、研修に参加していた間の時間給などは一切ありません。

ただし、開設にこぎつけ、インストラクター契約を研究会と結ぶと、
一年間は毎月四万円の手当てと、貸し会場の場合、会場費は事務局が負担してくれます。
それから、新聞折込みなどの生徒募集費用も出してくれます。
インストラクター一件につき総額いくら、という規定はあるらしく無制限ではないようです。
これらの補助は当初の一年だけで、二年目からは会場費の半額補助、それ以降は高額会場費の一部補助のみとなります。
ですから、最初の一年で生徒をどれだけ集められるかが、勝負の分かれ目といえるでしょう。

近在の指導者の「私たちの支払ってるロイヤルティで新しい教室なのよね・・・・」という冷ややかな視線を浴びながら・・・・

そうそう、ロイヤルティといえば、インストラクター期間中は、実に七十五パーセントの納入です。
一教科 ¥6.300のうち、収入(?)となるのは ¥1.500だけ。
でも、事務局補助も多大に受けているわけですから、しょうもないか・・・・
二年目からは、四十五パーセント、教科ごとの最低学習者数が満たせると
【正資格】指導者ということで、四十パーセントになり、いったんそうなればその後生徒が減ってもパーセントは変りません。

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