公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

教室運営を考える指導者の会

2013-10-11 | くもん教室を始めたい
先日全国紙に東北地方でのくもんの指導者募集広告が載っていました。
また、ある方から「教室運営を考える指導者の会」についてご連絡をいただきました。

全国の指導者にご案内したという会員募集・活動報告もPDFでいただきました。
まったくね、公文契約を結ぶ前に「実態」についてよくよく知っておく必要はあると
思いますし、このブログへも「先に読んでおいてよかった」とのおたよりをしばしばいただきます。
「指導者の会」については、言ってみれば労働組合のようなもの?
私も現役くもん指導者だったころにこんな組織があれば・・・・・・とは思っていました。
一応、地区会などの指導者会はあるものの、局員主導型で
教室の設置関係などから「一致協力して」とはなりにくいものなのは
皆さまご存じのとおりです。
けれども、一致協力して立ち上がっていかなければ
「赤字経営」の危険性にいつもさらされているところからの脱却はのぞめません。
ストライキだって打てないわけで。

労働組合であれば事務費用などの徴収は当然ですから
ちゃんとお金が集まるといいですね。
組員から持ち込まれる相談事や問題解決にもそれなりの専門知識が必要ですから
大手の企業には専門の要員に労働組合からお給料を支払う所も多々あります。
今のところ、それなしにやっておられるようですから
「やっぱり、くもんの指導者ってボランティア精神おおせいなのよね・・・・・・」
まあ私もタダ相談ブログをけっこう何年もやっているので他人の事は言えませんが
(^.^)

私には御大層な「くもん教室」の意義、なんていうのはわかりかねますけれども
「メシが食えない」状況で意義も大義も実践できるはずがない、というのはわかります。
研究会自体は当然、営利団体で
稼ぎをあげているからこそ、役員の収入も多いのですよね。
「メシが食えている」わけですよ、≪教育≫の看板の陰でね。
その看板を支える現場の指導者たちが正当な労働対価を得ていないという実情の上で。

独自の教室にして、さほど地域社会に貢献できているとも思えませんが
とりあえず小遣いには不自由せずに、障碍児や学力不振の子どもたちの面倒を見ることもできているので、ま、いいか、と思っている昨今です。


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