公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

もう一件、体験談

2010-04-09 | 読者からのコメント・おたより
最近指導者を辞めたという方からのお便りです。
≪九年、できませんでした ≫ と。

公文の先生、個人塾の先生をされている全国の皆々様
年度変わりでお忙しいことと思います

実は、6年間の公文生活にピリオドをうちました

最後に事務局を訪れた際、偶然、アドバイザーの先生にお会いし、ごあいさつすることができました。
びっくりされていました

数十年、続けていらっしゃる方には、私のようにインストラクター出身で、10年未満で辞めて行くことは理解しかねるのでしょうね

しかし、いろんな疑問が交錯し、やはり「やってられない」と思い、辞職することにしました

生徒との別れから数日たち、初めて40%のロイヤリティは暴利だったと、“実感”のような感覚が湧きました

それなのに、図形教材も作らないがんこさは、不親切な教育産業としかいいようがありません

「これだけやれば大丈夫、お宅のお子さんも自学自習で高校数学ができるようになりますよ」「繰り返しが大切です。標準完成時間に入るまで、根気よく・・・」
とはいっても、現実にいる気になる子

応用力、思考力のない計算ロボット
機械的に回答欄を埋めるだけの国語学習
生身の人間とやりとりしない英語学習
子どもの頭の上を素通りするだけの幼児タイム

ある脳科学者の著書によれば、このような公文式学習法は脳がバランスよく育たないとか・・・
実感として解る論理です

ある年配の指導者が言ってました
「公文の仕事は、麻薬だから、儲からなくても辞められない」とか・・・

中毒になれない体質だったのか、と理解しました


しばらく羽を休めて、新たなことに挑戦したいです

とのことですが。
まあ人それぞれ、考え方は色々あると思います。

六年間、ご苦労様でした。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 体験コメントをいただいたので | トップ | 公文の教具購入 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読者からのコメント・おたより」カテゴリの最新記事