つらい話
2018-03-08 | 雑記
知人から「親族の高校生の自殺」の話を聞きました。
なんとも言いようのないつらい話です。
一人っ子で、小さい頃からよくできる子だったそうです。
県下一の進学高校に進み、前途洋洋だったはずなのですが
二年の期末テストでカンニングをしてしまい、それが露見した挙句
「自分の人生は終わりだ」と飛び出して行って
その後、遺体で発見されたということでした。
自殺には至らなかったものの、似たような件を身近に知っています。
その子の場合もカンニング。
良い子であり、勉強熱心であった子がカンニングをするまでに
追い詰められてしまうということに
かわいそうに、という想いがあります。
カンニング露見の時点で、
その追い詰められた想いを汲んであげることができなかったのだろうか
「悪いのはコドモではない」という感覚はどこにも生じなかったのだろうか
まったくやりきれない想いです。
高校では中学と異なり単位不足による留年ということがあります。
しかし、よほどの素行不良やいくつもの教科での成績不良でもなければ
追試を受けたり、「課題提出によるゲタをはかせてもらって」進級はできるものです。
人間、そうそう
良い子ばかりでも優秀でもいられません。
でも、周りの期待のもとに
優等生一直線に育ってきてしまったコドモには
なんとか目の前のテストをクリアするということしか
考えられなくなってしまうのでしょうね。
「他にも選択肢はあるんだよ」ということを教えることこそ
オトナの役目ではないかと思えます。
昔、若く独身の中学の理科の先生が
授業時間一時間をつぶして「自殺の仕方」という話をしてくれたことがあります。
今でも鮮明に覚えていますが
ご自身が自殺をしようと、様々な方法を考えたということで
「首つりは小便・大便を垂れ流すからきったない」
「水死体も膨れ上がったり傷だらけになったりしてみられたもんじゃない」
「鉄道自殺は、もし失敗したら肢体不自由で生きていかなければならなくなるかもしれない」
「冬山で凍死というのは遺体はきれいだけれど、死ねるほどの山へ行くのは難しいし、寒い。
防寒具を買う金も足代もなかった。その金を稼いでからって思ったら死ぬのはばかげてると思うようになった」
諸々、
ひとからどう見られるかということに敏感な年頃のコドモにとって
衝撃的な内容でした。
はるか昔の事でお名前は忘れてしまいましたが
白衣姿で黒板の前に立つ彼の姿はくっきりと印象に残っています。
それで
何かの折には生徒たちにその類の話を一度はしておくようにしています。
成績のことばかりでなく、いじめ問題などでも
コドモというのは「死んじゃえば楽になる」と考えがちです。
キリスト教では自殺は天国へ行けない最大の罪だそうですが
日本ではなんとなく輪廻転生の考え方がありますしね。
それにしてもつらい話ではあります。
なんとも言いようのないつらい話です。
一人っ子で、小さい頃からよくできる子だったそうです。
県下一の進学高校に進み、前途洋洋だったはずなのですが
二年の期末テストでカンニングをしてしまい、それが露見した挙句
「自分の人生は終わりだ」と飛び出して行って
その後、遺体で発見されたということでした。
自殺には至らなかったものの、似たような件を身近に知っています。
その子の場合もカンニング。
良い子であり、勉強熱心であった子がカンニングをするまでに
追い詰められてしまうということに
かわいそうに、という想いがあります。
カンニング露見の時点で、
その追い詰められた想いを汲んであげることができなかったのだろうか
「悪いのはコドモではない」という感覚はどこにも生じなかったのだろうか
まったくやりきれない想いです。
高校では中学と異なり単位不足による留年ということがあります。
しかし、よほどの素行不良やいくつもの教科での成績不良でもなければ
追試を受けたり、「課題提出によるゲタをはかせてもらって」進級はできるものです。
人間、そうそう
良い子ばかりでも優秀でもいられません。
でも、周りの期待のもとに
優等生一直線に育ってきてしまったコドモには
なんとか目の前のテストをクリアするということしか
考えられなくなってしまうのでしょうね。
「他にも選択肢はあるんだよ」ということを教えることこそ
オトナの役目ではないかと思えます。
昔、若く独身の中学の理科の先生が
授業時間一時間をつぶして「自殺の仕方」という話をしてくれたことがあります。
今でも鮮明に覚えていますが
ご自身が自殺をしようと、様々な方法を考えたということで
「首つりは小便・大便を垂れ流すからきったない」
「水死体も膨れ上がったり傷だらけになったりしてみられたもんじゃない」
「鉄道自殺は、もし失敗したら肢体不自由で生きていかなければならなくなるかもしれない」
「冬山で凍死というのは遺体はきれいだけれど、死ねるほどの山へ行くのは難しいし、寒い。
防寒具を買う金も足代もなかった。その金を稼いでからって思ったら死ぬのはばかげてると思うようになった」
諸々、
ひとからどう見られるかということに敏感な年頃のコドモにとって
衝撃的な内容でした。
はるか昔の事でお名前は忘れてしまいましたが
白衣姿で黒板の前に立つ彼の姿はくっきりと印象に残っています。
それで
何かの折には生徒たちにその類の話を一度はしておくようにしています。
成績のことばかりでなく、いじめ問題などでも
コドモというのは「死んじゃえば楽になる」と考えがちです。
キリスト教では自殺は天国へ行けない最大の罪だそうですが
日本ではなんとなく輪廻転生の考え方がありますしね。
それにしてもつらい話ではあります。