公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

くもん教室をやめたい-2

2009-09-24 | 契約解除・脱公文
どうしたら円満に公文教室やめられるの?と
コメントいただきました。
独立を考えているというのでもなければ、別に・・・?

だって、
体調不良や家庭の事情で就労が困難であるという場合、
それからお金が続かない・・・(・赤字で・)・・・という場合も
「○月末でやめます」って研究会に言うしかないでしょ?

勿論研究会では、なんだかんだと、代わりの指導者が見つかるまでとか
引き伸ばしにかかってくるかもしれませんけれど・・・・
「生徒に対しての責任」とか
先生稼業のウィークポイントをついてくるとかね。
確かに、ひとりでも自分が公文式学習をお勧めして入会してもらった生徒がいれば
自己都合でやめるっていうのは、
その生徒に対して、無責任といわれても仕方が無いかもしれません。

だけど。
塾はたくさんあります。
公文でしか、障害児や幼稚園児未満の教育には対応できないなんていうのは
ウソですから。
国語や算数などという教材を使っているものの、
目指すところは≪能力≫の開発なのですから
教材がピアノ・バイオリンであっても水泳であっても
集中力や克己心というような能力の向上には役立つわけで、
そういう訓練をどう生かすかということは親次第です。

子どもを育てるのは結局のところ、親であり、
各種指導者はそのサポートをする立場です。

スポーツ界などではそれこそ生活すべての管理まで引き受けて
育成するような場合もあるようですが
それは、親代わりを引き受けるということで
通常の塾ではありえないわけですから。


いさぎよく、保護者生徒に事情を説明し
「申し訳ありません」と謝って手を引くしかないでしょう。
公文の名前で生徒を集めているということに乗じて
「あとは研究会にお任せします、私はとにかく○月いっぱいでやめるしかないので」と言い切るほか、
どうしようもないのではないかと思います。

どうしようもない、と気持ちの上で割り切れれば
≪円満≫もなにもないでしょう、
≪わが身大切≫なのは、誰しも当然なのですから、
妙な未練を持たなければいい、と思います。

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