公文で九年

公文式教室を9年間経営していた学習塾経営者です。
公文教室とはどういうものか私の視点で公開したくなりました。

本契約締結について

2012-12-05 | 契約解除・脱公文
先日のインストラクター契約から本契約への話の続き。
それと疑問に思う事。

インストラクター契約と、本契約って種類の異なる契約ですよね?
ロイヤルティの割合だの、会場費の補助関係だのも違うし。

本契約のほうは、無期限の自動継続契約で、
「三か月前の解約通告が必須である」というのはわかるのですけれど
インスト契約というのはもともと、二年間とか期限が限られているものでしょ?
自動継続はできないわけですよ。
それなのに、本契約同様、三か月前云々、というのはおかしいじゃない?
解約通告をしなければインスト契約が自動更新するというならとにかく、
それはないわけですから。
むしろ、本契約の手続きをしなければ自動消滅する類の契約じゃないのかしら。

私が昔、インストラクターとして契約した頃は期間は確か一年で
期間終了三か月前に、本契約への講習というか面談とかがあって
本契約をするかどうかの意思確認がきっちりとあったように思います。

私はもともと教室をやってみたくてインスト応募していますし、
自分なりの教室経営・発展ということにやる気十分でしたから
「もちろん、本契約をします」ということで、本契約後はなおのこと
生徒募集に力を注いだものでした。
毎朝の犬の散歩にも必ず名刺は持ち歩き・・・・・・わが愛犬は立派に営業部長を務めてくれたものです。などと、ちょっと感傷に浸ったりして。

いまどきのインストラクター応募って、どんな感じなのでしょうね。
一時のアルバイト的な感覚で「先生」をやってみるものなのかしら。
それが可能なように開設時のサポートがいろいろあるわけですけれど
逆に、会場費とかインストラクター手当とかがなければ教室を維持できない人が
「先生」を始めてしまっているということもあるのではないかしら。
知り合いになったベテラン指導者は
「私が教室始めたころは、そんなサポートなかったもの、あかんぼ負ぶってチラシ配りして、必死に生徒集めたものよ」なんて言っていましたけどね。

たいした資金の必要もなく、かんたんに教室を始めることができて
事務局のほうでも常に指導者不足に追われているので、
さほど適性があると思えない場合でもインスト採用して、結果、
本契約に至らないということが多発しているのではないかと思えます。
くもんの看板につられて入会する生徒たちにとっても良いことだとは思えません。

教室開設の際の金銭的なサポートは削減して、その分、ロイヤルティを下げたほうが
「できる指導者」に教室を開かせ、続けさせるにはいい、と思いますけれど。
働いた分が、ちゃんと手取りになるとすれば
≪やりたい人≫≪能力のある人≫というのが集まるんじゃないかしら。

先日のコメントにもありましたけれど
「働き盛りの頃にボランティアではいられない」って、
全くその通りだと思います。




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1 コメント

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最近の事情 (ポッキー)
2012-12-10 12:51:46
私は東京で指導者をしています。最近、週2回の仕事と思いこんで、他に仕事をしている方々もインストラクターになってます。思ったより公文の仕事量が多く、本契約にいたらない人もいるようです。
基本、経営ですからパートのつもりで契約を結ぶと痛い目にあいます。私も教室経営が目的で覚悟もしていたので、儲かってはいませんが子供たちと楽しくやっています。
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