お教室の中に登校拒否とか保健室登校とかいう児童はいませんか。
これまでに何人かそういう生徒を見てきているのですが
今、対応に困っている子がいるのです。
学校で吐いてしまったというのが直接のきっかけで
また吐き気がすると嫌だからと保健室へ逃げ込むようになってしまったらしいのです。
勿論小児科で見てもらって若干の薬は出してもらっているのですが
苦手な国語の授業になると具合が悪くなるらしく、
うちの教室でも国語学習ではしばしば手が止まります。
それでいて、勉強が終わって遊びとなると
元気はつらつ、汗びっしょりになるほど大騒ぎをしています。
うちの教室は公園の隣の集会所で開いているので学習終了後は
終わった子から遊びに興じるということができるのです。
ということは、勉強嫌いのワガママなのでは?
嫌な事はやらずに済ませようというのは言うなれば「わがまま病」ですよね。
幼児期に、思い通りにならないと泣きわめいたりして親を困らせ
要求を通そうとするというようなことはよくあることですが
親が断固とした態度をとることでたいていは
世の中には「通ること」と「通らないことがある」ということを学びます。
幼稚園児が泣き泣きプリントに向かっているのを見ると
可哀そうというより「がんばれ」とニコニコ応援したくなる私なのです。
問題の子の場合、児童精神科で見てもらったところ
「学校へ行けているだけでも偉いから、無理をしないで
つらい時には保健室で休むようにしたらいい」とご指導だったそうで
それ以後、ますます保健室滞在が多くなっているそうです。
小学2~3年生の、こんな子にお心当たりはありませんか。
ん~、発達遅滞があって幼児期のワガママ期が今頃現れているのでは?とか、
過保護育ちか?とか、
困り顔のお母様に何とかしてあげたいと思っています。