ごめり語。

ごめり・りんご・「   」

肝心の落語のことはまた後で

2011年08月18日 | 落語・寄席
今日もまた、上野の鈴本演芸場に行ってきます。

13日に続いて、「鈴本夏祭り 吉例夏夜噺 さん喬・権太楼特選集」です。


場内に入る前のマストを紹介しましょう!


ドンレミーアウトレット上野不忍店」。

あの近辺でスイーツというと、「あんみつ みはし」が定番なのかもしれません。

でも、前回、店内を覗いたら、それはそれは凄い混雑で、お呼びではありませんでした。

その点、ドンレミーの方は、コンビニデザートだからお手軽ですし、アウトレットだからそれなりに安いし、うん、なかなかいいもんだと思いました。


次は、「JR上野駅構内ユニクロエキュート上野店」の鈴本演芸場Tシャツです。

これは、前に紹介したのとはちょっと違います。

上野店の限定品(オリーブ色)なのです。

しかも、定価1500円のところ、590円!でたたき売りしていました。

というわけで、前回の時に、またしても買ってしまい、

「Tシャツ買いすぎ!」

お小言を頂くような按配でした。

実際、押し入れの中に、一生分のTシャツが貯まっています。

あと何年生きるつもりなのかな。

そうそう。

9月30日までなら、そのTシャツを着ていくと、割引きを受けられます。

400円安くなるので、Tシャツを買って、すぐに着替えてから鈴本に行けば、実際のTシャツの価格は190円になります(笑)


それから、写真は「東京かわら版」の8月号です。

定価420円。

この雑誌を提示すると、入場料が200円引きになるという特典もあります。

例えば、浅草演芸ホールの昼の部を見てから、鈴本演芸場の夜の部を見たりして、2回特典を受ければ、実際の雑誌の価格は20円になります(笑)

でも、他の割引との併用は出来ませんし、特別興行なんかはその限りではないので、使用する場合はご注意を。

それでもね、寄席に行く時の必携には違いないように思います。


しかしまぁ、暑いですな。

本当ならば、早めに上野近辺に行って、散策などしていたいのです。

でも、この暑さですからね。

外に出る気にも、散策する気にもなれません。

というわけで、家でいごいごしています。

追記。

「気温上昇、都心で今年一番の暑さ」という記事が出ていますね。

今、我が家の2階の温度計は39度になっています(汗)
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柳家小三治・入船亭扇橋二人会

2011年08月03日 | 落語・寄席
7月30日(土)

復興支援(チャリティー)寄席「柳家小三治・入船亭扇橋二人会」に行ってきました。

池袋演芸場、全席自由、木戸銭1000円。

出演者は、上記お2人の他に、柳家小袁治師匠。

それから、司会というか、開口一番が、三遊亭円丈師匠でした。



その前日。

いったい全体、何時から並べばいいものか、皆目見当がつかず、いろいろと検索をしていました。

「池袋演芸場 整理券 行列」

とか、まぁ、そんな感じで。

でも、結局、よくわかりませんでした。

なので、およそ、開演の2時間半前くらいが妥当かな、そう思って、9時から並ぶことにしました。

ま、池袋はそれなりに遠いので、それでも早起きになります。

もし、それでダメだったら、潔く諦めて、浅草演芸ホールにでも行こう、そう思っていました。



結果的に、整理券の番号は、36番でした。

まぁ、ちょうど良かったです。

結局、会場に入れたのは、先着130人のみで、立見はありません(補助席も使用)でした。

あぶれた方達は、外のモニターで見ていたようです。


今回は、旧友のRYOちゃんも合流してくれました。

彼にとっては、まさに、はじめての寄席、はじめての生落語、はじめての小三治だったわけです。

彼、大満足だったようです。

やっぱり落語って、もっともっと、新たなファン層を獲得できるのに、そう思いました。

その魅力に気づいていないだけなんだ。

もったいない!


さて。

入船亭扇橋師匠です。

凄かったです。

私の筆力では、とてもとても、その壮絶さを、伝えられません。

その役は、他に誰かにお願いしたい。

ふさわしい方がいらっしゃるはずです。

例えば、立川志らく師匠が、10代目金原亭馬生の最後の高座を、熱く語っているみたいに。

でも、ブログ検索しても、ひっかからない・・・。



扇橋師匠は、2人のお弟子さんに抱えられて、登場されました。

あまりにも失礼な言い方ですが、我が施設のお年寄りたちのほうが、よほど元気に見えました。

<ほとんど聴こえない>

<何をしゃべっているのか、さっぱりわからない>

そういう噂は知っていましたが、さすがにここまで衰えているとは、思いませんでした。

何を話しているのだろう。

会場はシーンとしていましたが、それでも、片言しか聞こえませんでした。

でも、これも、落語なのですね。

落語って、想像力で楽しむものですからね。

そうして、今回の扇橋師匠の落語ほど、人の想像力をかきたてる落語ってのも、なかなかないもんだと思います。

そう意味では、これもまぁ、究極の芸のひとつ、と言えるのかもしれません。

枕では、どくだみのことを話していたようです。

はっきり聞き取れる時もあるので、そういう声、音調で話し続けることも、可能だったのかもしれませんが、きっと、それは落語ではないんですね。

つまり、例えば、男の言葉で、女性を演じることはできないわけです。

言葉がお客さんに通じていないであろうことは、師匠もわかっている。

けれども、落語のあらすじは、大方の人が知っていますから、それはお客さんの想像力で補えばいい。

そういう意味では、私や、RYOちゃんのような初心者は、ちょっと辛いんですけどね。

でも、RYOちゃんだって、「扇橋凄かった」って、そう言っていました。

そうして、会場全体、凄い拍手でした。

言葉は通じなくても、扇橋師匠の落語に対する想いは、きっと伝わっていたんだと思います。



まぁ、そんなこんなは、聴く側の勝手な妄想です。

扇橋師匠にしてみれば、そんなことは、どうでもいいことだったのかもしれません。

無二の親友である、小三治師匠との、二人会だということ。

復興寄席だということ。

そうして、やはり、かつての師匠=3代目桂三木助の最後の高座を意識していたのではないでしょうか。

三木助師匠も<身体は病魔に蝕まれ両足が腫れ歩行困難の状態>だったそうですから。



むろん、小袁治師匠は面白かったし、小三治師匠も最高でした。

でも、今回の寄席は、扇橋師匠の、扇橋師匠による、被災地で苦しんでいる方たちのための落語だった、そんな風に私は思っています。
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「権太楼の大落語論」

2011年07月25日 | 落語・寄席
「権太楼の大落語論」著者=柳家権太楼 聞き手=塚越孝

という本を読みました。

だから、というわけではないのですが、またしても「鈴本夏まつり」のチケットを買ってしまいました。

18日の夜の部です。

つまり、13日と18日の両日、さん喬師匠と権太楼師匠の落語を聴きに行くというわけです。

なんという贅沢。

ちなみに、今現在、チケットの状況はというと、

11日(木)=前売券完売(あとは当日発売分80席のみ)
12日(金)=前売券完売(あとは当日発売分80席のみ)
13日(土)=前売券完売(あとは当日発売分80席のみ)
14日(日)=前売券完売(あとは当日発売分80席のみ)
15日(月)=前売券完売(あとは当日発売分80席のみ)
16日(火)=残席10(当日発売分は別)
17日(水)=前売券完売(あとは当日発売分80席のみ)
18日(木)=残席20(当日発売分は別)
19日(金)=前売券完売(あとは当日発売分80席のみ)
20日(土)=前売券完売(あとは当日発売分80席のみ)

となっています。

迷っている方は、お早めに、ですよね。

そんなわけで、私は買っちゃいました。

もとはというと、先日新宿末廣亭に行った時に、はじめてさん喬師匠の落語を聴いて、それでまた聴きたいを思ったわけです。

つまり、自分にとっては、さん喬師匠がメインでした。

でも「権太楼の大落語論」を読んだとなると、当然権太楼師匠の落語も聴きたくなります。

それだけでなく、柳家喬太郎師匠や入船亭扇遊師匠も聴けるんですからね。

いやはやもう、楽しみで楽しみでたまりません。



え~と。

写真は、鈴本演芸場とユニクロのコラボTシャツです。

1500円で買いました。

なんと、9月30日までに、このTシャツを着て鈴本演芸場に行くと、入場料が割引(例外の公演もあり)になります。

詳しくはコチラ↓

鈴本演芸場×ユニクロ

そういや、「落語ファン倶楽部 Vol.13」の特集は、<今こそ滑稽話で笑って元気に>です。

というわけで、さん喬VS権太楼も、デカデカと特集になっています。

<滑稽話の柳家>ってね。

うん。

こんな世相だからこそ、滑稽話が貴重だと思います。

確かに、笑えない時期もありました。

それはまだ続いているのかもしれません。

否、まだ続いています。

でもきっと、笑うことも必要です。

そう思います。
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正蔵 in ワルツ

2011年07月22日 | 落語・寄席
<林家正蔵の独演会楽しめます 8月24日にワルツホール所沢で>

「ショッパー」という、地域密着型の無料情報誌に記事が出ていました。

少し前であれば、確実にスルーしていましたが、今は違います。

「六人の会」の林家正蔵。父は初代林家三平。弟は2代目林家三平(前名はいっ平)。

爆笑王だった父上の評判は言うまでもないとして、兄より弟の方が面白いという話もありますが、どうなのでしょう。

9代目林家正蔵。

きっと、今はまだ、前の名前の方が有名ですよね。

林家こぶ平。

敬称略にて失礼。


え~と。

8月24日は会議の日なんだな。

夕刻の会議。

残念。


それにつけても。

独演会で2500円(前売料金)という金額はどうなんでしょう。

それはまぁ、金額の問題というより、中身の問題だということは承知していますが、せめて小学生料金を、とか、そういう話です。

それに、寄席の料金とほぼ同額なわけで、それもどうかと思いますし、何よりも、他のエンターテイメントとの比較ですよね。

ま、なんだかんだ言って、やっぱり地元で落語というのは、気軽でいいな、と思います。

こういう機会には、なるべく行きたいです。
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全身落語家読本(落語こそ日本最高のエンタテイメントだ)

2011年07月20日 | 落語・寄席
私が好きなものはというと。

それはまぁ、カテゴリーの通りです。

喰う(呑む)、競馬(打つ)、女性(買わないけどネ)。

あの~。

今日、入間のイオンに行ったんですよ。

そしたら、サトエリって、イオンの下着のCMに出ているんですね。

なんか、それで、嬉しかったという(笑)

えっへん。

好きなものを続けます。

音楽、読書、映画、それから写真(絵)。

旅行も好きですが、基本はインドア派。

なんというか、世の中には「仕事が命」、という方もたくさんいらっしゃいます。

本当に、本当に、ご尊敬申し上げます。

というのも、そういう方が大勢いらっしゃるからこそ、私なんかでさえ、ほとんど何ひとつ不自由なく、遊んでいられるわけですから。

でも、少なくとも私は、「仕事が命」ではありません。

そして、「仕事が命」ではない派の方も、たくさんいらっしゃいます。

人生いろいろ 十人十色。

と、ここまで書いて、これはもう、まさしく、落語狂の資質なのですね。

「全身落語家読本」著者=立川志らく

この本は、まさに、そのことを証明しているように思います。

落語は今を生きています。

それは、志らく師匠のような噺家が、それこそ「仕事命」で、がんばっているからです。

落語は伝統芸能じゃないんだよ。

ま、伝統芸能は伝統芸能なのだけれども、それはとらえ方の問題です。

例えば歌舞伎の世界でいえば、私はよく知らないのですが、3代目の市川猿之助っていますでしょ。

ジャズのマイルス、能の世阿弥、茶道の千利休、絵画のピカソ・・・革新者たち。

そして、立川談志。

何事においても、基本的な形式はあって、そういう伝統はとても大切です。

でも、何が面白いって、それは個々のオリジナリティでしょう。

コピーはつまらん。

落語も同じです。

落語ってのは、必要なのは扇子と手ぬぐいと座布団くらいのもんで、あとは、噺家の話術と、表現力、それだけです。

潔い。

話が面白ければ、お客さんを楽しませることさえできれば、何を話しても自由なのです。

政治家の先生や、校長先生の話って、面白いですか?

あるいは、あなたの会社の社長さんの話って、面白いですか?

スポーツ選手や、作家の講演会はどうでしょう。

面白かったり、つまらなかったり。

15分でも、1時間でも、与えられた時間をず~っと話していて(場合によっては、踊ったりもしつつ)、それでいて退屈しない、そんな芸を極めたのが、優れた噺家さんです。

だから、つまらない噺家よりも、政治家の先生や、テレビのタレントの方が面白いということがままあるわけで、そんな落語にはお金を払う価値なんかない、というのが、この本の主張のひとつだという気がしています。

昔ね、予備校時代に、代々木ゼミナールに通っていたんです。

授業が楽しくて楽しくて、勉強が面白くて面白くて、びっくりしました。

今までの「授業」は何だったんだろうと思いました。

それはもう、先生の話術の違いだったんですね。

7月15日(金)。

この日、志らく師匠は、所沢に来ていたんですね・・・

つまり、志らく師匠も、1000円で聴くことができたわけです。

私は夜勤だったんですけどね・・・

知りませんでした・・・

休み希望を出しておけばよかった(泣)

今の落語がいちばん面白いんです。

もう一度言います。

落語は今を生きているんですから。
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