ごめり語。

ごめり・りんご・「   」

ごめりのアウディ

2006年03月27日 | ケニア・ドバイ
ドバイからエアメールが届きました・・・
嗚呼(泣)!ごめりのアウディが・・・
そもそもこの記事は、旅行記の最後にしようと思っていたのに・・・

ドバイがイスラム教の強い影響下にある都市で、ギャンブルは禁止なのに、なぜかくじは盛んだということは前記しました。中でも有名なのが、このDubai Duty Freeのくじでしょう。私が買ったのは1000人にひとりAudi Q7(白)が当たるくじです。他にも、100万$の現金、ロールス・ロイス、ポルシェ、BMW、ハーレーなどが当たるくじがありました。帰国してから「ごめりのアウディまだかなぁ」なんて、ずっと気にしていたのですが、その落選通知葉書が届いてしまったというわけです。

ドバイ的だなあと思ったのは、この葉書に<残念ながら外れです>とは書いてないこと。当選者の名前と国籍、抽選日と当選番号が書いてあるだけです。競馬場のWin-a-carの抽選を思い出します。妬みより、勝者への祝福の方が強いのでしょう。個人情報保護という考え方もなさそうです。当たり前ですが、国が違うといろいろと違うものですね。
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クールな男(厩舎ツアーの番外編)

2006年03月23日 | ケニア・ドバイ
<8日目・2月18日(土) 朝>

ナドアルシバの厩舎に放し飼いの大型犬がいました。チラシの写真にも出ているので、名物犬なのでしょう。私は完全に無視されましたが、るんりんには愛想をふりまいていました。賢い犬って、人間を見分けます。誰が偉いか、誰に挨拶すべきか、わかっていると思うのですが、そのことを証明する出来事が起きました。

この犬が小さな子供に覆いかぶさってしまったのです。おそらく子供が逃げて、犬が追いかけてしまったのでしょう。子供は倒れて泣いてしまいました。その時です。私より若いけど、威厳に満ちた男性が、彼の自国の言葉で、犬を叱ったのです。小さな声で、たった一言だけ。犬は明らかに彼に服従し、反省し、小さくなっていました。

私はすっかり彼のファンになってしまいました。カッコいいんです。アンドレ・アガシを男前にした感じで、常に冷静沈着、クールだけど、おそらく内心は熱いハートを持っているだろう男。彼は、男3人組で参加していましたが、常に真ん中にいて、ボスでした。脇の2人はあまりガラが良さそうではなかったけど、彼は洗練されていました。彼等は個人参加組でしたが、私のようなカメラを抱えた競馬オタクとは一線を画していました。

彼が馬を撫でる時、それはとても自然な感じでした。犬と同じく、馬もわかるのだと思います。彼だったら、きっとタカちゃんに噛まれないだろうと思いました。クールなルークって知ってますか?「暴力脱獄(COOL HAND LUKE)」でポール・ニューマンが演じた役です。クールだけど熱い男。カッコいいですね。
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ナドアルシバ厩舎見学ツアー

2006年03月21日 | ケニア・ドバイ
<8日目・2月18日(土) 午前>

このツアーもオリエントツアーズで申込みました。実はこのツアー、まだ日本にいた時に、競馬場に直接メールで申込みをしていたのです。でも、返事がなかったので、現地で旅行会社を通じて改めて申込みをしたのですが、これが後のトラブルの原因に・・・


お客さんは全部で50人くらいでした。案外人気あります。日本だと、競馬場=ギャンブル場というイメージの人が多いのでしょうが、欧州人にとっては、競馬場=社交場なのですね。羨ましいです。ガイドさんの解説は英語、ここでも日本人は私たちだけでした。
どの馬も触っていいというわけではありません。有名な馬とか、有力馬主の馬はダメなのかもしれませんが、英語がわからないので、いまいちよくわかりません。一度ガイドさんに見つかって、マジで怒られました・・・


厩舎内はとてもキレイです。臭いも気になりません。馬房も大きい。寝わらだけでなく、新聞紙みたいな紙を切って敷いている馬房もありました。厩舎内では、装蹄の様子や、洗い場も見学しました。


朝の調教風景です。

朝食です。バイキング方式でした。
食事中に請求書を示され、びっくり。料金はオリエントツアーに払ったのに・・・メールでも申し込んでいたので、ダブルブッキングしてしまったようです。会話に不自由すると、こういうトラブルの時に困りますね。まあ、結局るんりん頼みなのですが。ウエイターの方に迷惑をかけてしまいました。でも、ちゃんとメールの返事をくれていたら、こんなことにはならなかったのです。


朝食後、ゴルフカートに乗ってスタンドへ移動。

 
先ずは検量室へ。これは重りです。これを身につけて、斤量を調整するわけですね。

 
次はジョッキールーム。デットーリのロッカーだそうです。この次に裁定室などにも行きました。ガイドさんはいろいろと解説してくれるのですが、私はさっぱりわかりません。


ミレニアムグランドスタンドの観客席から見た風景。


内馬場はコルフ場になっています。


キレイなパドックですね。


最後にゴドルフィンギャラリーへ。


ラムタラのコーナー。


毎日王冠です。本当に王冠なのですね。アヌスミラビリスが勝った時のものです。


これがドバイワールドカップ。

写真はありませんが、このギャラリーのトイレは王様専用という感じで、凄く大きかった。


下記のように記帳しました。
「I visited so many horse racecourse.
 so, No1 racecourse is Nad Al Sheba !」
これで通じるかな。自信ないけど書いちゃった。

参考までにこのツアーの詳細を
料金=1人235ディルハム(65米ドル)。(これはオリエントツアーズの料金です。競馬場に直接申し込むと1人150ディルハムですが、これには送迎がついていません。)
時間=7時開始11時終了。
開催月=9~6月
開催日=土・日・火・水曜日
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ドバイの市内観光

2006年03月20日 | ケニア・ドバイ
<7日目・2月17日(金)・午後>

オリエントツアーズ(ORIENT TOURS)という旅行会社の、ドバイの市内観光を申込みました。ガイド(英語による解説です)付きのマイクロバスで、市内の名所を案内してくれます。1人120ディルハム(33米ドル)です。このツアーは毎日午後から催行しています。同乗者は20人位でした。日本人は私たちだけで、インド人とか、ポーランド人とか、多国籍でした。ちなみにガイドさんはドイツ人でしたが、彼の英語はわかりやすかった。彼の営業スマイルも素晴らしかった。
ドバイの休日は日曜ではなく、金曜日です。ですから、この日は閉まっていたり、夕方開店の店が多かったです。

(1)スーク マディナ ジュメイラ
ここはショッピングセンターですが、中には入らず、橋の上からバージュアル・アラブ(世界で唯一の7つ星ホテル)の撮影をしました。

(2) ジュメイラモスク

私はモスクに行きたかったというより、コーランを聞きたかったのですが、ここでは聞けませんでした。でも、お祈りの時間に市内にいると、マイクを通じた放送が聞こえてきました。合唱しているだけで恍惚としてしまうような、そういう感じがよくわかりました。ちなみにこのモククの便所で、私は小便をしました。流し方がわからなくて・・・。ごめんなさい!

(3)ドバイ博物館


(4)水上タクシー(アブラ)

バスから降りて、この船に乗って移動しました。

(5)スパイススーク

スークというのは市場のことです。だからここは香辛料市場です。

(6)ゴールドスーク

私たち以外のツアー客は、皆ここで金製品を買っていました。やっぱり安いのでしょうね。

(7)青果市場、魚市場

私を見て、いきなり「キュウリ!ニンジン!ジャガイモ!」と言った売り子さんがいました。びっくり。

ドバイの市場は夜の方が活気あるみたいです。
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ナドアルシバ競馬場の感想など

2006年03月20日 | ケニア・ドバイ
ナドアルシバ競馬場、私はあらゆる意味で世界一の競馬場だと思いました。少なくとも、私が今まで訪れた他のどの競馬場より、素晴らしかった。お客さんを大切にしている。もてなしの心がある。馬主のことを考え、一般客のことを考え、小さな子供たちの目線までもを考えて設計されている。レースコースと観客席が近い。レースの迫力を真近で感じることが出来る。移動しなくともスタンドから、パドック、返し馬、レースが見える。

ハードだけなら、日本にも素晴らしい競馬場があります。そう、盛岡競馬場です。でも残念ながら盛岡には、ナド・アルシバのような観客の熱気と、エンターテイメント性がありません。

G1レースが行われる日の、日本の競馬場の観客の熱狂ぶりも素晴らしいです。でも、残念ながら、レースや馬を観察するのに適した競馬場は少ないです。日本でも、旭山動物園の成功例があるわけですから、そういった施設を見習って欲しいものです。

持論ですが、日本の地方競馬が儲かっていないのは、企業努力が足りないからです。適切な設備投資をしていないからです。熱意を持った主催者がいないからです。<馬券がダメでも、クジがある!>そういう柔軟な発想を持った人を抜擢して欲しいですね。

競馬場は、多くの雇用を生みます。宝くじなんかと同じように考えてもらっては困るのです。そしてそこは、動物と関わることの出来る、貴重な場所なのです。先ほどの旭山動物園を例にすればわかりやすいと思います。なぜ旭山動物園は公営なのに成功したのか。その原点は<なぜ動物園は必要なのか>を、従業員が徹底的に考え、議論したからです。<動物園は動物を虐待する場所なの?><動物園は希少動物を保護する場所なの?>答えは絶対<No!>だという、強い意志が成功の源だったのだと思います。

ナドアルシバ競馬場の成功の鍵が<お金>だったことは間違いありません。そもそも、砂漠の国土に芝生を植えるなんて無茶な話です。でも結果的にこの投資が外貨を稼ぐ土台になっていることもまた、間違いありません。胴元は必ず儲かるのですから、ドバイよりも日本の競馬場の方が、よぽど環境はよいのです。

がんばれ日本の競馬場!
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