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コラム 衣服について

2012年12月01日 | 日記
衣服の役割って何でしょうか。先ずは、おしゃれ。そして、体温調整。ほこりや危害を防いでくれますし、汗などを吸収してくれる役目もあります。私たちケアワーカーは、自ら衣服を選ぶことのできない入居者の方の衣服を選びます。重要な仕事だと認識しています。何が似合うだろう。寒くないか、暑くないか。サイズはどうだろう。とても悩みながら選んでいます。そして、機械で乾燥させた衣服は傷みやすく縮みやすいのです。古くなっていないかな・・・気になります。また、施設内で過ごしやすい衣服、介助しやすい服、入居者の好みなど、いろいろとあります。そうした中で、いちばん困るのは、選択肢が狭いことです。適した服がなければ選びようがありません。入居者の皆さんに充実した生活を送って頂くためには、ご家族の皆様のご協力が不可欠なのです。ですから、どういった服が適しているのか、何が足りないのかについて、今後も、いろいろとお願いや相談をすることがあるかと思います。ご協力の程、何とぞよろしくお願い致します。

上記の作文は、広報誌に掲載しようとしたものの、自分の意思とは関係なく、しかし確実に自分のせいで、ボツになってしまったものです。この作文の行間に込めた想いは、私にとってはとても重要なことで、いわば魂の叫びみたいなものなので、行き場を失った不憫さもあって、ここで発表してしまいました。「まぬけ語。」とは違い、どうしても語りたいこと、伝わるかどうかは別にして、言わずにはいられなかったことなので。入居者と家族の間にあるものは、私たちケアワーカーではいかんともしがたいことが多いのです。そして、我を振り返った時に、そういう自分は果して母を大切にしているのだろうか、そんな自戒の思いにもかられます。
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