本や雑誌はなるべく買わないようにしていますが、むろん例外もあります。
例えばNumber。「僕はこんなものを食べてきた。」という特集。こういう冒険的な特集は大歓迎です。大昔のNumberには気骨がありました。例えば、今こそ相撲、今だからこそ相撲、みたいな。そういう歴史がNumberにはありました。売れりゃぁいいってもんじゃぁねぇだろう。そういうもんじゃぁねぇだろう。
ノンフィクションが売れないのだそうです。私はこの頃、ノンフィクションこそが面白いと思っています。時代を逆行する男、ごめり。
「KAWADE夢ムック 文藝別冊 本田靖春」
例えば、中日の落合監督(当時はロッテの現役選手)との対談の裏側など、興味深かった。当時の編集者が、その時の様子を書いているのですが、本田さんのあまりの気迫に、落合さんは涙目になっていたのだそうです。でも、実際に本田さんが残した原稿には、「落合 ハッハッハ」と書いてある。厳しさと優しさ。人は涙を隠すために笑うこともある。歪曲じゃない。手元に残しておきたい一冊。
「英語なんてこれだけ聴けてこれだけ言えれば世界はどこでも旅できる」著者=ロバート・ハリス
ロバート・ハリスさんのお父さんは、J・B・ハリスさん。若い人は知らないだろうな。私もギリギリ。なんとも魅力的なタイトル。しかもロバート・ハリス。手元に置いておきたい一冊。
そうそう。私のはじめての海外旅行は香港でした。7年前。香港ドラゴン航空。はじめての飛行機でもありました。
愛を告白するかのように緊張しながら、
「ブランケッ、プリーズ」と、まぬけ。
「ブランケットですね」と、スチュワーデスさん。
そう、日本人のスチュワーデスさんでした。いやはや。
例えばNumber。「僕はこんなものを食べてきた。」という特集。こういう冒険的な特集は大歓迎です。大昔のNumberには気骨がありました。例えば、今こそ相撲、今だからこそ相撲、みたいな。そういう歴史がNumberにはありました。売れりゃぁいいってもんじゃぁねぇだろう。そういうもんじゃぁねぇだろう。
ノンフィクションが売れないのだそうです。私はこの頃、ノンフィクションこそが面白いと思っています。時代を逆行する男、ごめり。
「KAWADE夢ムック 文藝別冊 本田靖春」
例えば、中日の落合監督(当時はロッテの現役選手)との対談の裏側など、興味深かった。当時の編集者が、その時の様子を書いているのですが、本田さんのあまりの気迫に、落合さんは涙目になっていたのだそうです。でも、実際に本田さんが残した原稿には、「落合 ハッハッハ」と書いてある。厳しさと優しさ。人は涙を隠すために笑うこともある。歪曲じゃない。手元に残しておきたい一冊。
「英語なんてこれだけ聴けてこれだけ言えれば世界はどこでも旅できる」著者=ロバート・ハリス
ロバート・ハリスさんのお父さんは、J・B・ハリスさん。若い人は知らないだろうな。私もギリギリ。なんとも魅力的なタイトル。しかもロバート・ハリス。手元に置いておきたい一冊。
そうそう。私のはじめての海外旅行は香港でした。7年前。香港ドラゴン航空。はじめての飛行機でもありました。
愛を告白するかのように緊張しながら、
「ブランケッ、プリーズ」と、まぬけ。
「ブランケットですね」と、スチュワーデスさん。
そう、日本人のスチュワーデスさんでした。いやはや。
本田さんのようなジャーナリスト、というか、優れた記者はいないでしょうか?こういう時こそ、この人の意見に耳を傾けてみたい、と思わせるような。
雑誌も「WEDGE」くらいかな。「暮しの手帖」とか(笑)さ。なんだか変なセクト主義の雑誌ばかりで・・・。何かいい雑誌はないだろうか。
思えば、本田靖春さんの名前を知ったのも、「Number」のおかげでした。スポーツって、代理戦争みたいなもの。だからこそ平和の象徴なわけで。そうそう、「オシムからの旅」という、よりみちパン!セシリーズの本は面白いです。お勧めです。こういう硬派な本をつくる会社は潰れちゃう。困っちゃうね。本当に。
「Number」はさ、なにせ、千葉すずの別冊をつくっちゃっただからね。誰が買うんだよ、そんなもん、オレだよ、っていう。他にもいろいろ、絶対に儲からないだろうに、という特集。好きでした。過去形!
サッカー日本代表の食事を支えた裏話(西さん、でしたっけ?)が秀逸でしたし、カズさんのプロ意識の高さにも感動でした。
現在重版の「アジアカップ」特集は、編集にも記事にも雑な感じが感じがします。インタビューをまとめただけのやっつけ仕事ばかり。
販売部数を伸ばして黒転したあたりから、読者を選ばない一般雑誌になった気がします。