うろうろとする日々

高校ラグビー朝日新聞1月7日の記事を読んで

1月7日朝刊に四国の高校のある選手のことが書いてあった。

その選手はラグビーが盛んな地域から、四国の高校生の誘致制度を使って留学しているとのことだ。

驚いたのは前年120点取られて負けたということだ。そして、記者は書くのだが、ラグビーは地域差があって、全国大会でそのような点差がつく試合も容認している。

しかし本当にそのような試合が全国大会で許されるのだろうか?まともに考えれば全国大会はそれなりのお金がかかっているものだ。出場チームも控え選手を連れていったりするのにお金がかかる。ましてやラグビーは日数もかかる。そのような大会で明らかに点差があるような試合が続くことに問題ないとする記者は明らかにマスコミの立場に立っている。要するに新聞は全国大会に出ればその地域で販売できる。またテレビなども見る人が増えて広告を集められる、ということだろう。

これはもちろん朝日新聞が高校野球で広めた手法だ。だからほかの新聞社がこれをやるのも批判しないし極端なことを言うとこの手法は五輪でも使えるということでマスコミはみんな五輪大歓迎なのだろう。

ということでそもそもスポーツってそういうものなんだろうか。

例えば全国大会をやるにしてもレベルが低い地域の中でいくつかのチームでリーグ戦をやって、そこからは2チーム程度をトーナメントに出場するようにするとか、いろいろと工夫はありそうな気がしますが。

逆に言うと、面白そうにトーナメントでシードされた1校しか出場の機会がない地域を何年もそのままにしている日本ラグビー協会の強化策ってどうなってるんだろうという気もする。これまた朝日新聞では合同チームでも全国大会に出られるといって称賛しているのだが、じゃあ野球でそういうことがありますか?と聞いてみたい。

野球だって昭和の時代はいくつかの県でブロック大会のようなことをやってから甲子園に出ていた時代もあるらしい。選抜は今もその原則を踏襲しているようだ。ラグビーは大会の日数もかかるのでなおさら全国大会はもっとチームを減らしたほうがいいんじゃないでしょうか。

 

ということで朝日新聞のラグビーに関する報道はどうもなあと思う正月です。

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