高校生がMLBと契約にいたったというニュースが流れた。
そもそもが、日本のNPBとMLBの間にはいろいろと協定があり、日本で育った選手はNPBに優先権があるものらしい。それは今回の契約金をみれば一目瞭然。出せるお金が違うということがあるのだろう。
しかし、出せるお金が違うといっても誰でも同じことができるかというとおそらくはそのようなことにはならない。例えばマイナー契約で通訳がつくかといえばそんなことはないだろう。おそらく中南米の選手などにもそういう人はいそうだが、なんとかチームに溶け込む中で英語は習得していくだけの技量が求められる。それはNBAに挑戦中の河村選手や大学から米国に渡った八村選手などもたどった道だが、野球についていうとNPBで実績がある選手なら、ほぼ問題なく通訳をつけてもらえるのではないか?そう考えるとやはり大学を経由せずいきなりマイナーに挑戦するのは大変なことだ。なのでこれを契機に高校生がどんどん米国に行ってしまうことはないと思うのだが、のようなことが”横行”すればNPBは崩壊するといっている人もいるようだ。
そんなことは一般の職業でも同じことで例えば医師なども米国の方がサラリーはよいのだろう。しかしそんな人はあまり出ないのであって、一部の成功者というか森井選手の場合まだ成功するのかどうかすらもわからないのだが、をみてそういうことを心配する必要はないと思う。またバスケットボールなどはそのようなルールがないので河村選手のような例も出てくるのだと思うが、もし日本の選手も五輪やワールドカップで頭角を現してNBAに普通にBリーグ経由で行くようになってしまうと、協定は必要ではないのかとも思われる。幸いなのかわからないが、いまのNBAはNHKの地上波やBSでの放送がないのでMLBのような人気になることはないのだが、これが、昔のようにMLBのない期間毎週NHKBSで放送されていたら、状況は変わっていただろう。どちらかというとそれはバスケットボールにとってはよくないことなのだがBリーグとNBAのすみわけが放送の世界ではきれいにできていることでの数少ないメリットだ。
本当に森井選手のチャレンジには敬意を表したい。米国のマイナーはひとすじなわではいかないと思う。はっきりいってチームメートはみんなライバルみたいなもので、そういった苦労はあると思う。しかし、そこをなんとか頑張ってもらってこんごの活躍をきたいしたいところだ。