竹本昌代先生の日々めくり 真心じぞうより
12月に入り 静岡から九州へ里帰りをした同級生を囲んで
2泊3日ののんびり旅を満喫して 今日我が家へ帰りました
3日目は実家へ今年のご挨拶のつもりで 何にも持たず手ぶらでぶらりと行った
75歳になった兄は一層やせて見えたけれど相変わらずの頑固ぶりはまだまだ健在でした
大きな大変な夢を持って お酒が入るにつれ声も大きくなり 目は輝いていた
ワイン作りに挑戦したい・・・・とか
「もう やめときんしゃい! ここまで頑張ってきたんだから もうのんびりすることよ」
私の言葉は聞こえない!
それよりなお気合いが入り深夜までのしゃべくりタイムとなった
翌朝の顔は ?? 静かな無口の兄
よろしくない腸の病から 医師もびっくりするほどの精神力で復活した兄は
どっちが本当に兄なのか・・・・と思う
そして実家の近くにいる 兄より2歳年上の姉のところに行ってみる
こちらも よろしくない肝臓の病
しかし 顔色が良かった 私が訪ねて行ったことを母親のように喜んでくれた
「姉ちゃん」 「ひろちゃん」と手を取り合ってしばし じっと顔を見る
細くなった姉の手は 見た目と違いかなりの握力はあったが
「髪が少しづつ 落ちていくんよ~」
と笑っていた
帰路の列車の窓から見える景色が
12月 冬の枯れ葉が
なお一層 さみしく見えた