こううたう

ここしばらく、悶々としていた深夜の2時台、NHKラジオ深夜便から柴咲コウの歌声が聴こえる。

彼女、いまNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」に主演している。私の故郷浜松を舞台にした歴史ドラマだ。

もともと彼女の大きな瞳に魅せられていたこともあって、毎週日曜夜は「おんな城主直虎」を欠かさずみている。

歌手としての柴咲コウは知っていても、一昨年昨年と、続け様にカバーアルバムを2つ出しているとは知らなかった。

一昨年リリースした『こううたう』から、中島みゆきの「糸」、kiroroの「未来へ」が聴けた。また、昨年リリースした『続こううたう』からは、ちあきなおみ「黄昏のビギン」、井上陽水「少年時代」、坂本九「上を向いて歩こう」、小林麻美「雨音はショパンの調べ」の曲が流れる。

柴咲コウの唄いぶりは、透明感のある爽やかな感じがしていい。とくに「少年時代」が、井上陽水と違って甘ったるい感じもしてよかった。

「おんな城主直虎」の彼女は役柄にピッタリで、とくにあの大きな眼がいい。この1年、直虎のような彼女の活躍が楽しみだ。

井伊家の菩提寺である龍潭寺に近い細江町で、今年も4月1日(土)と2日(日)に「姫様道中」が繰り広げられる。江戸時代諸国の姫様が好んで通った姫街道を再現した伝統的行事で、昭和27年から行われ現在に至っている。

駕籠に乗ったお姫様が百余名の侍・奥方・腰元・奴などを従え、気賀関所を出発。気賀市街、都田川桜堤を古式ゆかしく練り歩く。とくに今年は直虎ブームでさぞかし盛り上がることであろう。久しぶりに見に行ってみようと思っている。