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大分県国東半島 熊野摩崖仏 大日如来
東日本大震災から8年。数日前から数々のドキュメンタリーが放送されている。
家族を失った人々の悲しみは癒えることはない現実に、ひた向きな遺族の方たちの表情や言葉が、耳に突き刺さり涙腺が刺激される。
復興資金で事業を再開したものの思うように行かず、返済猶予期限が迫って来る経営者たちもいる。人災とも言える原発事故で、避難を余儀なくされた福島の人たちは、やりきれない気持ちでいっぱいだと思う。
高齢者の私にとって特に感じたのは、終の棲家に惑わされる高齢者たちを取材した番組だった。誰もがそれまでの家を終の棲家としていただろう。独居で話し相手もいない新天地での生活は耐えられないだろう。独居死の記事も痛ましい。
半壊ということで被災者住宅に入居出来ない年金暮らしの高齢者の中には、補助金では修理費が賄えず、止むを得ず壊れかけた自宅に住み続けている。死んだほうがマシという言葉が切ない。
大地震はいつどこで起こるかわからない。もしも同じような大災害を受けたらどうしようと不安になるが、考えても仕方がない。
金銭的な支援は、震災直後勤めていた報酬から3年間、毎月3011円寄付したことぐらいで、年金暮らしではもう出来ない。いま自分に出来ることは、被災地の物産を買い求めたりしてあげられることぐらいである。31/3/11
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