ハチの家文学館

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充実の一日

2010年03月01日 21時08分57秒 | ハチパパのひとり言
                        箱根 阿弥陀寺 文殊菩薩

明日はカミサンが10日ぶりに帰ってくる。ハチと一緒にじっと待っていたが、一日ぐらいはちょっと遠出しようと箱根に出かけた。平日の西湘バイパスは空いていて、自宅から約50キロ、1時間ほどで箱根湯本に到着、数日前に仏像の撮影許可をいただいていた阿弥陀寺に向かう。

この寺は「悲劇のヒロイン」として有名な皇女和宮様の香華院(御位牌をおまつりする寺)で、浄土宗 のお寺です。ご本尊は 阿弥陀三尊、ほかに阿弥陀様の黒本尊、地蔵菩薩、不動明王などの仏像が安置されています。

本堂で般若心経を唱えさせていただき、早速撮影を開始させていただきましたが、久しぶりの仏像撮影で、信心と撮影の緊張感が蘇って来ました。ご住職が大変親切な方で、撮影の邪魔になるのではと、蝋燭などをよけようとされたのですが、私流の「あるがまま」を貫き、そのままにしていただいて、いつもどおりの撮影を済ませました。

終わりのご挨拶をしたら、厨子に入っている黒本尊といわれる阿弥陀如来を撮りますかと、わざわざ開扉してくださり、撮影させていただきました。また最近、上の写真の仏像が、鎌倉初期の文殊菩薩であるとわかりこれから公表するとのことであった。(このブログの掲載は許可いただいています) お姿がどこか聖徳太子に似ていますが、珍しい文殊菩薩です。帰りがけ、ご住職ともうお一人の参拝者と談笑しながら、お抹茶とお菓子をご馳走になりました。ちなみにご住職の賢世和上は、僧侶には稀にみる琵琶の名手です。

帰り道、湯本駅そばの立ち寄り湯「弥次喜多の湯」で温泉気分を堪能しました。体中ポカポカで汗ばむほどでしたが、ハチが大好きな潮風をいっぱい車に取り込み、西湘バイパスを横浜へ向かって走らせました。窓から覗くハチの顔が可愛いらしく、平行して走る車の人がニコニコ笑ってハチを見つめていました。とても犬とは思えないいい子です。明日、ハチと一緒にお母さんを迎えに羽田に行きます。「ハチ、寂しかったね」「よくガマンしたね」「明日お母さんに会えるよ」などと、他愛のない会話を車の中でずっとしていた充実の一日でした。



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