NHKラジオ深夜便午前3時台、にっぽんの歌こころの歌は、昭和38年の流行歌。いきなり坂本九の「見上げてごらん夜の星を」が流れる。私にとって母親のいない寂しい少年時代を思い出す歌だ。
昭和38年は高校を卒業して銀行に入社した年。坊主頭で入社式に臨み、初任給13,000円と書かれた辞令をいただいた。その半年後にはすぐに月給が14,500円になった。就職を一番喜んでくれたのは、当時家を出ていたおふくろだった。
2曲目はザ・ピーナッツの「恋のバカンス」。高校時代吹奏楽部に所属していた私は音楽が大好き。とくにスイングジャズやラテン系のリズムが好きだったから、アップテンポのこの曲はよく覚えている。
3曲目は舟木一夫の「学園広場」。彼の歌の中で最もよく歌われるのは「高校三年生」であるが、この曲も懐かしい。
4曲目は島倉千代子と守屋浩の「星空に両手を」。島倉さんの声が透き通って聴こえる。彼女がプロ野球選手と結婚して間もないころの歌だそうだ。
この年の出来事、吉展ちゃん事件、黒部第4ダム完成、横綱大鵬6場所連続優勝、名神高速道路開通、ケネディ米大統領暗殺、力道山殺される、NHK紅白歌合戦視聴率驚異の81.4%などがあったとアンカーのお話し。
5曲目はハナ肇とクレイジーキャッツの「ホンダラ行進曲」。この曲を得意にしていた銀行で1年先輩のIさんを思い出す。今でも年2回の職場仲間との会食で語り合う。
6曲目は北島三郎の「ギター仁義」。6年間の流しで鍛えた声で、この年8月に同じ流しの経験がある遠藤実作曲で、シングル発売された味のある曲。
7曲目は田端義男の「島育ち」。100万枚の大ヒット。ラスト曲は三波春夫の「東京五輪音頭」。4年後に開催される東京オリンピックが楽しみである。
近頃カラオケに行っていない。定年で仕事しなくなって3ケ月、声を出すことが少なくなった。偶には思いっきり歌を唄ってこようと思う。
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