ハチの家文学館

ハチの家写真館(http://hachinoie.exblog.jp/)の文芸版

多事多端

2017年02月26日 14時08分44秒 | ハチパパのひとり言

                静岡県磐田市 西林寺 薬師如来坐像

多事多端とは仕事が多くてやたらと忙しいことと辞書には書いてある。年金暮らしの私には縁遠い四字熟語であるが、昨日までの3日間は遊びで充実した日々であった。だから多游多端と表現した方がよいのかもしれない。

23日は新幹線で郷里浜松へ。すぐ上の兄貴と美酒美食三昧のはしご。いずれも兄の知り合いの小料理屋。最初のお店「田中」では、平目のうす造りの刺身が美味しかった。浜松が舞台のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」にちなんだ井伊直虎という冷酒をいただく。3軒もはしごすると酔いも相当なはずだが、結構ピリッとしていた。兄貴と帰宅してバタンキュー。

翌24日は、隣の磐田市のお寺2ケ所に仏像写真撮影許可をもらっていたので、9時ごろ兄のクラウンで出発。西光寺というお寺では、薬師如来ほか小さな古仏も含めて、1時間以上かけて撮らせていただいた。

昼食も忘れてお寺巡りをしたあと、30年前まで17年間住んでいた浜松市上西町を訪ねる。「一休」という昔よく利用した小さな食堂に行ったら、「しばらく休業します」の貼り紙。店の前に居た二人の男性から、ママさんが交通事故に遭ったと聞く。ここにいた頃、父子家庭の我が家は息子とともに世話になった。一日も早い快復を祈る。

続けて近所のKさん宅を突然訪問。ご夫婦で機嫌よく迎えてくれた。ご夫婦計160歳になるというがお元気で、浜松時代の我が家のことをよく記憶していて、昔話に花が咲いた。

夕方までにはまだ時間もあって鴨江寺に立ち寄る。このお寺には昭和47年6月に亡くなった前妻のお骨を、富士霊園に納骨するまで預かってもらったことがあり、何となく因縁を感ずる。また、高野山真言宗の寺として、お彼岸の間浜松市民が沢山お詣りに来る、通称おかもえと言われる地元では有名なパワースポットでもある。「身体健固」と護摩木に書いて祈願をお願いした。

夕方にはガソリンを満タンにして兄に車を返しに行く。浜松駅までバスに乗り、夜6時から天狗というチェーン店で、小学校の同期会に出席する。地下の大きな店内は満席で、我々のグルーブも大盛り上がり。大きな声を出さないと隣の騒ぎにかき消されて話もできない有様だった。飲み放題とはいえ、みんなよく飲むなと感心することしきりだった。

20時20分浜松駅発新幹線こだま680号で帰途につく。小田原で東海道本線に乗り換えて、家に着いたのは22時40分。ひと風呂浴びて床に就く。

昨日25日は、カミサンと明治座の福田こうへい特別公演に出かける。株主優待券をカミサンが知人からいただいた。2月10日から27日まで行われている福田こうへい初の東京座長公演で、第一部が「母ちゃんの浜唄」演劇観賞。第二部が本人の歌謡ショー。演劇には福田こうへいのほか、小林綾子、角替和枝、曽我廻家文童などの実力派俳優も出演、悲喜交々とした筋書きが見事であった。

演歌の歌謡ショーを生で観賞するのは数十年ぶりだ。民謡歌手出身の福田こうへいの歌唱力は抜群で、張りがあり、伸びのある声は迫力満点だった。ヒット曲「蝉しぐれ」や新曲「親子鷹」など自身のレパートリーのほか、北島三郎の「与作」など先輩歌手陣の名曲の数々もカバー、堂々として見事な唄いぶりだった。

公演終了後、カミサンと深川不動堂に行く。ちょうど大護摩炊きの最中で、満席のうしろから拝ませてもらった。若いお坊さんの打ち鳴らす大太鼓の響きと、般若心経の大合唱の迫力はすごかった。

今日の東京マラソンコースでもある門前仲町の地下鉄駅から東京駅に出て東海道線に乗る。東京勤務の頃は東京駅始発着だったが、この頃は上野・東京ラインと称して、東京駅は中間駅になってしまい、座って帰れないそうだ。しかし、今日は運よく夫婦で座れた。

横浜駅で私だけ下車、夕方5時からの元職場仲間との飲み会に行く。6月3日の再会を約して解散。今回は二次会の誘いを断って帰宅した。久しぶりの仏像撮影も出来たし、懐かしい面々との飲み会も続いて、私なりの多遊多端の3日間であった。



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (たにむらこうせつ)
2017-02-27 09:34:37
ご訪問ありがとうございます。
お願いがあります。
もし私のブログが気に入って頂けたのなら
相互読者(ブロ友)になりませんか?
私が先に読者登録致します。
後で私のブログに来て(名前をクリック)
「読者になる」をクリックして下さい。
よろしくお願いしますm(__)m
無理なようでしたら構いません。
返信する

コメントを投稿