
エル・グレコ「聖アンナのいる聖家族」
我が家の絵
エル・グレコ展が東京上野の東京都美術館で開催されている。2月3日の朝日新聞「エル・グレコ展」記事中の掲載写真を見て、上の絵の聖アンナが、我が家の絵の女性とそっくりで驚いた。この絵は35年ほど前にパリの青空市で購入したもので、いままで聖母マリアとばかり思い込んでいた。こんな偶然があるなんて思いもよらなかったし、聖母マリアのお母さんが聖アンナということも初めて知った。
仏像写真家を目指す私としては、カトリックについて深く追い求める気はないが、カトリックに関心があり、聖母マリアが好きだと言ってる割にはカトリックについて知らないことが多い。
この年の欧州旅行でスペインのトレドにも行っており、エル・グレコのことは今でも記憶にあるが、我が家の絵は、おそらく無名の画家が「聖アンナのいる聖家族」から聖アンナを模写したものであろうと思う。顔もベールも衣服もすべて酷似している。
この絵は、自宅建替え当時から25年間、2階階段に向かってしょっちゅう目に入る位置に掲げている。これからもずっとこの家の宝として一番よく見える位置に飾っておこうと思う。
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