
近頃カラオケとは全くのご無沙汰だが、私は小椋佳さんの歌が好きだ。
生のステージに行ったことはないが、テレビで見た小椋佳生前葬コンサートは素晴らしかった。
4年前の平成26年9月、小椋佳さんが「70歳という節目を前にアーティスト活動にけりをつける」として開催した「生前葬コンサート」。彼が昭和51年に、初めて公に登場したNHKホールで、連続4日間にわたって行われたコンサートである。
19日3時台に小椋佳作品集の放送があると知って、枕もとのラジオにくぎ付けとなった。その日は小椋佳さんが他の歌手に、作詞作曲或いはどちらかを提供したものを、セルフカバーして自ら歌い上げたもので、1曲ごとに枕もとのノートに書きとめておいた。
放送されたのは全十曲、殆ど知っている曲ばかりで、いずれも心に沁みるいい歌だ。( )内は提供先歌手。
1.愛燦々(美空ひばり) 2.白い一日(井上陽水) 3.俺たちの旅(中村雅俊) 4.シクラメンのかほり(布施明) 5.夢芝居(梅沢冨美男) 6.アイラブユー(テレサテン) 7.古城の月(小林旭) 8.心の酒(石川さゆり) 9.山河(五木ひろし) 10.愛しき日々(堀内孝雄)
とくに、「白い一日」「シクラメンのかほり」「愛しき日々」は、カラオケでよく唄った。
小椋佳さんは私と同い年、職業も銀行員で同じ。二足の草鞋を履いて、二つとも見事に成し遂げたスーパーヒーローである。そのセンスは足元にも及ばないが、作詩のために小椋佳さんの迸る感性を、ほんの少しでもいただけたらと思う。
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