充実した一日

日本のあちこちで大雨による災害報道が相次ぐ。地震が一番怖いが、水害も毎年発生し土砂崩れも相次いでいる。NHKは公共放送だけあって、通常番組を中止して被災状況、避難指示などの報道を続ける。風神・雷神・水神の怒りが一時も早く鎮まることを祈る。

さて、昨日は久しぶりに充実した一日を過ごせた気がする。朝9時に家を出て、10時から家裁にて男子少年付添人の依頼を受ける。明後日月曜日に少年の補導委託先を訪問、家裁の調査官とともに少年と面接するが、生活保護を受けている母子家庭で、事件内容、家庭の事情などを聞いていると、幼少時からの虐待など悲惨な生活から非行に走ったことも窺える。どこまで少年のために尽くせるかわからないが、誠意をもって少年の話を聞き、更生、自立の道へと導きたい。

そして午後は少年友の会の理事会に出席、各担当部署より定例報告等がなされる。ボランティア活動の限界を感じさせられる事案も議論された。少年友の会の財源は会費と寄付、決して余裕があるわけではないが少年の更生支援のために使われる。

理事会終了後、所属の研修部打合せに参加、今年度の付添人研修、少年院などの施設見学について具体的計画を話し合う。前年度まで部長を務めたが、いつ辞めても迷惑がかからないように、今年度から副部長にしてもらった。引継も順調で最後まで責任を全うしたい。

打合せ終了後、近くにあるいつもの中華料理店で生ビールと北京料理を楽しむ。現役調停委員の話を懐かしみながら、自分が家事調停委員として6年やってきたこと、今の少年友の会活動を5年ほど続けていることに充実感を覚える。

家族問題に対応することは難しいことではあるが、その家族にとって少しでも寄り添うことが出来るよう努力していきたい。