NHKラジオ深夜便2時台は、「ロマンチックコンサート リラックス・サウンズ:ラテン音楽の楽しみ」であった。
曲目は次の通り。
ペレス・プラード楽団の「エル・マンボ」「セレソ・ローサ」、ザヴィア・クガード楽団の「マイアミ・ビーチ・ルンバ」「マイ・ショール」、エドムンド・ロス楽団の「南京豆売り」「タブー」、トリオ・ロス・パンチョスの「ベサメ・ムーチョ」「ある恋の物語」など13曲。
中学生のとき、2年間ぐらいラテン音楽専門の月刊誌「中南米音楽」を定期購読していた。マンボやルンバなどの軽やかなリズム音楽が好きだった。中学3年間は柔道部に在籍していたものの、おとなしい性格が災いしてか、レギュラーにはなれず心身の鍛錬のためにだけ部活をやっていたような気がする。
高校に入学してすぐ吹奏楽部に入り、クラシック、行進曲のほか、ラテン音楽を演奏する機会を得た。過日帰郷の際、その吹奏楽部がこけら落としで演奏した浜松市民会館が、今年3月末で54年の歴史を閉じて閉館となり、取り壊される話を聞いてちょっぴり寂しい気がした。
社会人になって2年後、私はマネージャー兼プレイヤーとして、吹奏楽部OBを中心にビツグバンド「楽団ジェリーメン」を結成、ラテン音楽やブルースなどのダンスミュージックを演奏していた。楽団創立50周年の現在も、毎月第3日曜日に中上級者向けダンスパーティのバックバンドとして活躍している。
ラテンのリズムを聴いていて、半世紀も前の音楽づけの日々を思い出す。昔吹いていたトランペットやトロンボーンは、屋根裏部屋にしまいこんだままもう手にすることはないが、わが音楽人生の記憶を辿る証として死ぬまで残しておきたいと思っている。27/6/26
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