録画しておいたNHK-BSプレミアム「京都人の密かな楽しみ」再放送をあらためて観る。
物語の始まりは二十四節気の「清明」。三八子(常盤貴子)に老舗の重圧を背負わせるのを不びんに思っていた母(銀粉蝶)は職人頭の茂さんにのれん分けの相談をするが、彼はもっと適任の男がいるという。かつての弟弟子の三上(石丸幹二)のことだった。
一方、エミリー(シャーロットKフォックス)は、ヒースロー(団時朗)の突然の出家騒動に心かき乱されていた。他にも短編ドラマ「逢瀬の桜」佐津川愛美、高岡早紀ほかがある。
【出演】常盤貴子,団時朗,銀粉蝶,深水元基,いわすとおる,峰蘭太郎,森永悠希,石丸幹二,伊武雅刀,シャーロット・ケイト・フォックス,佐津川愛美,和田聰宏,佐川満男,雪代敬子,土佐和成,高岡早紀,白井晃,益岡徹,大原千鶴など。
主役の常盤貴子の着物姿としぐさがなんともいえない京女の色香を感じさせるし、テレビの中のことでも「私の密かな楽しみ」になっている。母(銀粉蝶)と三八子(常盤貴子)の日々のくらしの会話にも、京都人らしい魅力があって引き寄せられる。
この「京都人の密かな楽しみ」を観ていて、京都の寺社、街並みを思い出す。30歳を過ぎた頃、郷里浜松の銀行支店に勤務していた私は、独身の気安さもあって、土曜半ドンの仕事を終え新幹線に飛び乗り、時々京都へ一泊旅に出かけていた。
もちろんカメラ持参であるが、京都の仏像は殆ど撮影禁止のため、心のフィルムに自分の目(二眼レフ)で焼き付けていた。とにかく古都の新緑と紅葉の美しさには目を見張るものがあった。これまでも幾度か京都へ旅しているが、これからも出来る限り訪ねてみたいと思う。
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