
昨日の朝日新聞朝刊に、少年事件と簡易宿泊所火災の大きな見出し。二つの事件が社会面に大きく報道されていた。
特に横浜市戸塚区で起きた15才の高校1年生の祖母と母親の殺人事件について、何故?の疑問が付きまとう。
先般の川崎の少年3人による殺人事件といい、何故このような少年の重大事件が続発するのか、負の連鎖を感じざるを得ない。
今回の事件、少年を知っている誰もが「どうして!何故?」という。当事者しかわからない事情があったことであろうが、痛ましい出来事である。
こういう事件を知るたびに、当の少年にとって拭いきれない悔恨の想いが一生続くだろうと思えてならない。死ぬまで十字架を背負って生きることになるのである。自業自得というだけでは済まされない。
世間の人々はまたかと思うだけで終わってしまうかもしれない。しかし、家族にとってこれからの人生、相当なプレッシャーになることは言うまでもない。
大変なことをしてしまったと少年の言葉が報道されていた。これからの長い人生、強く正しく生きて行って欲しい。それが亡くなった家族への供養になると思う。
少年事件審判の付添人をしていて思うことは、家庭環境、親子の確執なども少年非行の原因のひとつであるということ。少年の心の深部を辿って、更生の糸口を見つけてあげられたらと思いつつ、こういう事件が起きないことを願うばかりである。
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