お前の生きてきた道には 何もなかったし 何も残さなかった
それが とてもむなしく ただ 茫然と 現在も生きているだけだった
影もなく 足跡もなく 心すら忘れてしまった
神よ 太陽よ 私には光を与えないのか
大地よ お前はアスファルトでおおわれて 私に潤いを与えようとしない
心は ただ 四次元の空間に バラバラに浮かんでいるだけで それが私の心なのか わからないままでいる
S48/11/20
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秋は素晴らしいと思う 春よりも私は好きだ
短い間ではあるが 空の青 夕陽の赤 どれも気分爽快である
肌寒く感ずる毎日であるが 弛緩した神経が ピリッとひきしまる思いである
体内の汚れた血液が 空の青さのようにきれいになる
S48/11/21
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花が 人が 美しいと感ずるためには 自分もまた美しい心を 持っていなければならない
花を 人を 批評する前に まず自分の心を考えよう
S48/11/21
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冬 木枯らしの吹き荒れる 街路樹の下を 落葉が 音をたてて はしゃいでいる
あたりには人影もない 車の通る気配さえもない オーバーコートのえりをたてて 私は駅に向かって歩き始めた
冬 寂しい季節である 春にはまだ遠い 今日もまた 冬をゆく
S48年
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すべてが夢の中の出来事のようであった 過ぎ去った日々の思い出に 倖せを感ずることができた それは自分の意のままにそう思ってきただけで 何ら共鳴というか共感できるものではなかったにしても とにかくそのプロセスにあっては充実した意義深いものであった
遠くはなれて行くのを感じていた幸福というものを 取り戻そうと躍起になって探し求めた結果が 成さぬものであったとはいえ 大事なもの大切なものを体中にあふれる情熱を 精一杯感じ得たのであった
もうすぐ今年も終わりに近づいている 十二月はとても早い 新しい年がやって来る前に 心の準備をしておきたい 次のステップを美しいものにするために
S48/11/25
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箴言
自分が幸福であるかどうかは 自分が社会に対してどの程度 役に立っているかによってもわかる
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三十になったら 生涯の仕事を持て
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やさしいということは単に甘いことではない 厳しさの中にもやさしさはあるはずだ だが 単に叱責するだけの厳しさは 真の思いやり やさしさではない
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秋 俺の最も孤独なとき 孤独になりたいとき
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いつも身の回りをきれいにしておこう いつ死んでも人にプライベートを みられてもはじないように
S48/11/28
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虚無的な毎日がつづく中で 私はひとつの新しい光を みつけることができた
それは赤く燃えるような 炎のようでもあった
秋の太陽は 青天にあるときは 寒々としているが 陽の没する頃になると 実にあたたかく感じるものである
S48年
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遠い国へ行こう あの青い海の 向こうへ行こう
見つめよう われらの未来を
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この世に愛があるのなら それはあなたのためにあるのです
その愛を語るとき それはあなた
S48年
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