ハチの家文学館

ハチの家写真館(http://hachinoie.exblog.jp/)の文芸版

仏像写真撮影

2011年04月07日 15時24分44秒 | 慈しみと悲しみと

                  静岡県新居町 応賀寺 阿弥陀如来

郷里浜松の兄が、毎月でも来いよと言っているのを真に受けて、前月に続いてJR戸塚から小田原で新幹線に乗り換え行ってきた。わずか2時間で浜松駅に着く。以前は時間がたっぷりあるからと、片道は在来線で行っていたが、料金は安くても新幹線の倍の時間がかかる。

夕方5時に親友U君と食事の約束をしていたが、早めに着いたので元職場の銀行支店に立ち寄った。旧知の女性陣も次々退職していって、残るはあと数人となっている。どこの職場もだんだん遠のいていくのは仕方あるまい。

さらに時間があったので、むかし通ったことのある珈琲店「S」で、美味しいブレンドコーヒーを啜りながら昔話に興じた。30数年も前のことである。夜のお店も含めて、青年時代を謳歌し通った店は半分以上なくなっている。

浜松という街は、政令指定都市でありながら、中央商店街の寂れようはひどい。老舗百貨店Mは、10年前に自己破産して以来、幽霊ビルになったままで、数年前に大丸進出の話もあったが頓挫している。また、地元電鉄グループがバス、電車を独占して運行しており、駅前の百貨店もその1社のみである。またタクシー、ホテル、スーパーも、そのグループの寡占状態である。それがいいか悪いかはわからない。

いろいろ思うことはあるものの、浜松は私の古里である。愛して止まない懐かしい街である。やらまいか精神というのがあって、活気のある街づくりを行政、市民が目指している。数年前の市町村大合併で面積は格段に広くなった。産業、文化、自然のいずれをとっても遜色がないだけに、更なる発展を遂げてほしいものである。そういえば勇壮な5月の浜松祭が、大震災の被災者の気持を考慮して中止になった。

前置きが大分長くなった。夜の友人との食事と、兄の家族との会食で贅沢な時間を過ごした翌日、タイトルどおり浜名湖畔の古刹応賀寺で、久しぶりに仏様を撮らせていただいた。偶々高野山真言宗の系列で、私が毎月お参りしている横浜の日限地蔵尊と同じであった。本堂で般若心経とご真言を唱えさせていただいたが、このときの緊張感がとても心地よく、いつもこうして「これから撮らせていただきます」と拝むのが習慣になっている。

2日前に電話して許可を求めたのであるが、ご住職はお留守であらためて電話をかけることとしていたが、兄の家から近いこともあってダメ元で訪ね、写真撮影の目的などをお話したところ、快く許可していただいた。まだ若いお坊さんであったが、鍵のかかった本堂と収蔵庫の扉を目いっぱい開けてくださり、ストロボを使用しない私にとってありがたくいい写真が撮れた。

寺務所の前に柴犬が3匹いた。お母さんと双子の兄弟だそうでおとなしい。私の体には、我が家のハチの匂いがしみ込んでいるのか、人懐っこく寄ってきた。彼らの写真も何枚か撮らせていただいた。近々、仏様の写真と一緒に送ってあげようと思う。 23/4/5

 

 

 

 



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