山口県 龍蔵寺 愛染明王
今日は何の日? と思ってネット検索してみたら、「シルバーラブの日」というのがあった。
1948年(昭和23年)のこの日、歌人川田順が弟子の大学教授夫人と家出した。川田は当時68歳で、教授夫人との恋の行く末を悲観して、死を覚悟しての行動だったが養子に連れ戻された。その後2人は結婚したが、この時川田が詠んだ墓場に近き老いらくの恋は恐るる何もなし
から「老いらくの恋」が流行語になったそうだ。
それから70年経った現代は、高齢化社会となり熟年離婚も増えて、シルバー世代の恋は特別な事でもなくなった。不倫は決して褒められたことではないが、川田順のような決死の家出をするような人はいるだろうか。
テレビで「あいつ今何してる」という番組があるが、「老いらくの恋」というより、小中高時代の初恋から始まって、淡い失恋を経験した相手女性が、今どうしてるか興味本位に知ってみたい気もする。また、前妻が亡くなってから再婚するまでの20年間、付き合ったことがある相手女性のことも同様である。
テレビ番組に刺激されてそう思うだけで、実際に行動を起こすなんてことはあり得ないが、男と女の関係は幾つになっても気になる関係といえないだろうか。ただし、それは自分一人の秘密であって、仕事の話と女の話は墓場に持って行くと決めている。
今のカミサンとは再婚して28年と10ケ月、これからも互いに信頼して感謝を忘れないようにしたい。
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