ハチの家文学館

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酒は天の美禄

2008年01月02日 11時21分44秒 | ハチパパのひとり言
一年の計は 元旦にあり・・・一年の計画は元日に立てるべきということだというわけで、毎年手帳の巻頭に今年の目標なるものを書いている。
今年の目標は「節酒」「整理」「創作」の3S。しかし、生来の意思の弱さが露呈してなかなか酒のことが達成できない。

昨日は正月元日、一滴も口にしなかった。美味しい酒の肴を目の前にして、「ま、いいか」となってしまうのがいつもの私、しかし今年の決意は固く禁酒した。
酒を飲み始めて45年になるが、初めての出来事である。禁酒ではなく、節酒というところがなんとも私らしい。

「酒は天の美禄」・・・酒は天からの素晴らしい賜物といわれる。前にも書いた「酒は憂いの玉箒」と同様に、私の人生になくてはならない、あったおかげの美禄であり玉箒である。私から酒をとったら病気になるとカミサンによく言われる。

目の前に親しい方からいただいた「どぶろく」がある。信州大町の造り酒屋がつくった濁酒。精米歩合六十五%、アルコール分16度、比重-19、酸度3.0とある。濃厚で利きのいい美味しいお酒である。

どぶろくといえば、やはり親父を想い出す。小さい頃から毎日のように自転車でどぶろくを買いにやらされた。染色工場を営んでいた親父は、物凄い汗をかいて一升酒のアルコール分と水分を出し切っていた。仕事も遊びも豪快な人だった。私の酒好きは親父に似たのだろう。

酒は百薬の長とも百毒の長とも言われる。吉と出るか凶と出るかはわからないけれど、節度を保ちつつ、死ぬまで飲めたら本望である。



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