安居(あんご)はインドの言葉の梵語で雨期の意味、万物が生長・発育するのを妨げたり殺生しないようにするという釈迦の教えに従い、僧侶が修道のため期間中一室に籠り精進修行すること。
安居に入るのを夏入り・結夏(けつげ)といい、安居の終るのを夏の終わり・解夏(げげ)という。また、期間中を一夏(いちげ)といって、この間飲酒肉食を断つことを夏断(げだち)という。また、経文を書き写すことを夏書(げがき)といい、仏壇に樒など諸仏を供養する花を夏花(げばな)というそうだ。仏教とか俳句の世界の言葉は風流で奥が深い。
6月は一夏の真っ最中であるが、凡人の私は僧侶のような生活が出来るはずもない。ボーっとしているだけで修行もへったくりもないが、安居にちなんだ句を作ってみる。
夏安居に作務衣の姿我ひとり
夏断して腹膨るるを止めにけり
水やりを天に任せる一夏かな
雨乞いをみ仏に乞う安居かな
夏安居や免疫アップに余念なし
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