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再婚と死別

2014年02月28日 04時26分58秒 | ハチパパのひとり言

文さんの愛称で親しまれ、元TBSのアナウンサーで、フリーアナとして活躍していた山本文郎氏が亡くなった。享年79才。テレビで知った突然の訃報である。

山本氏は34年連れ添った奥さんを脳梗塞で亡くし、古希を過ぎた73歳のとき、30歳も離れた43歳のバツイチ女性と再婚をしたことでも知られている。

亡くなる直前家族に「ありがとう」と言ったそうだが、まさかこんなに早く死ぬとは本人も思っていなかったらしく、「このままじゃ死ねねえ」とも言っていたそうである。さぞかし無念であったと思うが、妻を亡くしてずっと一人でいるよりも、再婚してたとえ6年でも穏やかないい生活が出来て幸せだったかもしれない。

私も27才で妻を亡くし、20年後に今のカミサンと再婚した。山本氏よりも再婚年齢は若かったが、離婚経験ある女性との再婚ということでは全く同じである。私たちは再婚して22年になるが、このニュースを聴いて再婚と死別について考えてみた。

お釈迦さんの言われた生老病死、死はいつか必ずやって来る。夫婦どちらが先に逝くかはわからないけれど、出来れば一緒に死にたいものだ。家庭裁判所で離婚や遺産分割などの家族問題の調停をしていると、ついつい財産やお墓のことが頭に浮かんでしまうが、そこは冷静にカミサンにも理解を得て用意周到にしているつもりだ。

死んだあとのことは知る由もないが、山本氏のテレビ訃報を見ていて、隣に座っているカミサンに、「死んだら一緒の墓に入ってよ」とホンネで言ってしまう。彼女曰く「ハイハイ、先に逝ったら前の奥さんと仲良く待っててね」だと・・・。



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